2012年7月23日月曜日

絵金祭り




合歓の花と大歩危

高知の香南市赤岡町では夏の夜、極彩色の芝居絵屏風を飾る祭りがあり、今回訪ねた。
その前に、大歩危峡と祖谷のかずら橋、そして大豊の日本一の大杉に立ち寄る。







この大杉は樹齢3000年とか。パワースポットでもあるらしい。
先客はこの木の周りからなかなか立ち去ろうとしない。
実は32年前に一人で自転車を走らせて来た思い出の地でもある。




今回の目的、絵金祭りには5年前、いつき組10周年記念バスツアーにて訪れたのだが、もう一度あの屏風絵をゆっくり見たいとずっと思っていた。




絵金こと絵師金蔵は、もとは土佐藩の御用絵師で狩野派の絵師だったが、贋作事件に巻き込まれ城下追放となり、此の地赤岡で屏風絵等を書き続けたらしい。




午後7時に、この芝居絵は一斉に店先に飾られ、ろうそくが灯される。
修羅を描いた芝居絵の世界は、和ろうそくの灯に照らされて揺らめき、夜が増すごとに一段とおどろおどろしくなっていく。

全部は撮れなかったが、絵金の赤の世界をご覧頂きたい。 



老舗の菓子舗に保存されている絵金の旗
















夜店では、懐かしいカタヌキヤさん。当時は全く上手く抜けなかった記憶しかない。




この二点の屏風は現代作家の絵比べ。
確か13点の作品から好きなものを見学者に投票してもらい、最優秀賞を決めるらしい。
江戸時代にもこのような絵比べが行われていたらしい。

























夜店のビールを我慢して、9時過ぎに高知市内へ戻り、絶品のあおきの鰹の塩たたきにありつく。
この店も今回の目的の一つ。





白百合を絵金に触れさせてはならぬ


2 件のコメント:

  1. まっことマンデー2012年7月25日 5:12

    瀑さん、青木の塩たたきですね。
    昨夜の句会で組長に絵金祭りの新聞の切り抜きをお見せし、いつき組の吟行が何年前だったかと思ったところでした。勿論、瀑さんの句も思い出していました。

    返信削除
  2. マンデーさん 昨晩はまほろば句会だったんですね。
    あれからもう5年、早いですね。懇親も深まりいいツアーでした。

    南国泊だったので、青木の往復に3500円のタクシー代がかかりましたが、塩たたきは抜群です。
    写真を撮るのを忘れて6割程食べていました。

    返信削除