2013年12月27日金曜日

都大路の風





12月22日京都で行われた、全国高等学校駅伝競走大会の応援に行って来ました。
今年は女子は25回の記念大会で58校が出場しました。
愛媛代表の八幡浜高校は7年連続7回目の出場です。




スタートは10時20分、5区間21.0975㎞で競います。




八幡浜高校の応援団は、生徒や父兄、地域の方などバス7台。
思い思いの場所で応援をします。
沿道での応援は、駆け抜ける高校生達の足音や息遣いなどを肌で感じとることができます。




1区は最長の6㎞、全国のエースが集まる中で、八幡浜の伊藤さんは最初から先頭集団に加わる快走をみせます。




トップでゴールしたのは愛知の豊川高校。
歴代2位タイの1時間6分54秒のタイムでした。




八幡浜高校は四国勢の中ではトップの成績ながら、全国の壁は厚く、43位の成績でした。
タイムは1時間12分46秒。
選手はベストを尽くしたことと思います。




男子は4校のアンカーによる激しいデッドヒートが繰り広げられ、山梨学院大附属高校が初優勝。
4人のアンカーの学校関係者はさることながら、その親の心持ちはとても複雑だったことでしょう。




三女は愛媛大会と四国大会ではアンカーを委されましたが、都大路を走ることは出来ませんでした。
水曜の出発前に足の違和を訴えていたのですが、土曜の夜に走れないとメールが入りました。
アキレス腱を痛めていたようです。




西京極陸上競技場のスタンドでは、熱心な応援合戦が繰り広げられていました。
陣取った席の上では東京農大二校の応援団が声を嗄らしていましたが、中でも学ランの女の子の応援は見ていて惚れ惚れしました。




正面のスタンドでは男子2名の応援。
八幡浜高校の応援席も少人数ながら熱いです。




1日遅れて23日に三女が家に帰って来ました。
さぞ落ち込んでいるだろうと思っていましたが、もう筋トレやこれからの食事の内容についての話題、前向きな姿勢に安心しました。
本人は、昨日から都道府県駅伝の代表選手による4泊5日の道後合宿に参加しています。
まだ走れない為、水泳トレーニングや室内での自転車漕ぎを一人別メニューでこなしているようですが、29日から走ってもいいとトレーナーから言われているようです。
他校の生徒や大学生、中学生達との交わりは、これからの大きな糧になってくれることと思います。




次女の勤めている店、FORUTUNE GARDENにも行くことができました。
パティシエにとって、クリスマス前は寝る暇もないくらいの忙しさですが、とても元気そうでした。
来年もまた・・・・・


2013年12月18日水曜日

まいまい亭





高松の定宿近くにあるこの店がいつも気になっていた。
俳友のマイマイ氏の俳号の由来と関係があるのか?
看板にワインと日本酒の店とあるのにも惹かれていたので覗いてみた。
店内はアンティークな調度品をさりげなく配置した落ち着いた雰囲気。
どうも讃岐の郷土料理の店らしい。
4000円のコース料理を注文、オリジナルの純米吟醸酒と共に美味しく頂く。

メニューを書き込んだ手書きの明細書を頂いたので、料理を紹介。




まんば、けんちゃん&精進5種へんろ田楽、地どり味噌




あまごひらら煮&地野菜煮もの




地たこ、洗い&戻り鰆造り

香川では山葵が取れなかったらしく、もろみとオリーブたれの2種類で頂く




焼きあなごの鬼豆腐

仁尾とうがらし、ねぎ







鯵焼きひたし、卯の花和え




もろみ汁 


〆に伊吹島産かえりちりめんのじゃこめし

香のもの盛り合わせ

しょうゆ豆、昔造り




デザート 坂出金時芋ようかん


包丁歴50年というご主人の技は、本物を実感させてくれたし、女将さんの一品ごとの料理の説明は、その調理法や素材、歴史にまで及び、旅人の心を十分に満足させてくれるものであった。

この日の客は、土曜の夜にも関わらず自分たちのみ。
店名のまいまい亭は、香川の昔からの言葉〝てんてこまいまい繁盛するようにと願ってつけたのにねぇと、女将さんが自嘲気味に話してくれた。

こういう店が愛媛にもあって欲しいと思った旅の夜だった。


「まいまい亭」

香川県高松市東田町18-5
琴電「瓦町」駅から徒歩10分
http://www.maimaitei.com/original5.html



2013年12月12日木曜日

ラーメン・ランキングⅥ





今年のいつき組大忘年会も、北海道から九州まで約100人の老若男女の猛者が集まって、盛大に開催されました。




今年のまっことマンデー氏は、デーモン閣下に。
BY 化粧 しんじゅ  衣装 あねご




記念写真に列ができます。

お開きは575拍子の三本締め、閉めさせて頂きました。




2次会に出てきたカクテル「こたつでミカン」流石みかん県ワイルドです。
3次会、4次会と深夜まで大いに楽しませてもらいました。




さて、BAKU的ラーメンランキング。

食べ物は好みですし、年齢や体型、性別でも違ってきます。
あくまで個人の主観ですのでご容赦下さい。




伊予郡松前町 さくや 中華そば 

昔風味の懐かしい中華そば。麺は細麺いが、しっかりしている。
スープは甘すぎず麺とマッチしている。






同じく、さくや ちゃんぽん

ちゃんぽんのスープの方がしっかりしていて、旨味がある。
比較して食べてみるとちゃんぽんの方が美味い。





高知県四万十町(窪川) 駒鳥

四万十川流域で美味いと評判の店。
ここも昔の懐かしい中華そば。
スープは少し甘いが、麺とのバランスがいいので気にならない。
またお姉さんがタイミングよくコップに水を継ぎ足してくれるのが嬉しい。





松山市三番町 麺家なかむら 塩ラーメン

松山での飲み会での締めのラーメンⅠ
元来塩ラーメンはあっさり系と思われがちだが、結構しっかりしており舌に残る感じが好きではないのであまり食べないが、スープと麺がマッチしており、また麺も味があり美味しい。
夜は23:30までだが、麺がなくなり次第閉店となるので早目に訪れたい。





松山市二番町 豚珍行 醤油ラーメン

松山での飲み会での締めのラーメンⅡ
醤油ラーメンながら、いろいろな具材をじっくりと煮込んだ出汁がしっかりとした味を作っている。
麺も中太ストレート麺で美味しい。
朝の4時まで営業しており、夜中でもいつも満席近く賑わっている。





松山市三番町 中国料理万寿 タールメン

松山での飲み会での締めのラーメンⅢ
食べる前からこってりとか重いとかの先入観がある。
確かにパンチがあるが、トータルした美味さと食後の満足感がある。
細めの玉子麺で五目あんかけスープに大量の台湾風の胡椒がたっぷりで、いろんな要素が絡み合っていて、病み付きになる客が多数。





徳島市住吉 巽屋 支那そば

とんこつしょうゆのスープは見た目はかなり濃いが、飲んでみるととてもまろやかで、意外とあっさりしている。
麺もスープと合いバランスは抜群だが、麺をもう少ししっかりすればもっと美味くなる。
徳島ラーメンには白ご飯がかかせない。





高松で見つけた至高のラーメン、木蘭(むーらん)、純中国式の手打ち拉麺。
店主に許可をもらって撮らせてもらいました。




注文のあと、ボールに入った麺玉を板に取り出し、全身を使ってまな板にバンバンと打ち始め、胸のあたりで両手一杯に伸ばしていきます。




麺は1本が2本、さらに4本、8本、16本…とみるみる増えていきます。
この手際の良さに見惚れます。




打ち終わった麺は醤油出汁の釜で茹でられ、茹で上がると水道水でヌメリを取り、水締めします。




高松市片原町(三越裏) 木蘭 焼豚ラーメン

手打ち麺は機械式に比べてまったく違う食感、舌触りがとても良い。
醤油味の上品で澄み切った、きれいなスープとの相性は抜群で、焼き豚やキクラゲのトッピングもレベルが高い。





同じく、木蘭 五目ラーメン

麺、スープ、そして具材が絶妙に絡み合っている。
至高の一品。

2013年12月7日土曜日

美味いもの図鑑 vol.5





今年のボジョレーヌーボーは、八幡浜の「なんとかなるさあ」で仲間5人でわいわいと。




家で飲むのは1本しか開けないので味を比較することができないが、今年は4種類の味を飲み比べさせてもらった。
ボジョレーって軽くて大しておいしくないと言う人がいるが、自分はけっこう好きだ。
4本それぞれに個性があり、それぞれに美味しい。




ママさんが、ボージョレーに合う食事を用意してくれていたのも嬉しい。
最初に出て来たオードブルを撮り忘れたのは残念。










次の日もまた、ボージョレー、奥さんが手ぐすね引いて待っていた。
あては生ハムとマンデー農園の大根、ぱりぱりとした食感が心地良く、ワインに合う。




先週、俳友の鉄人さんの珈琲ショップに寄ってみた。
豆にも入れ方にもこだわっているのがわかる。
元々は車屋が本業?なのだろうが、自転車を販売し、今回珈琲が加わる。
GROOVEはエミフルの手前、出会大橋を渡ってすぐ。
店内はシックかつお洒落。




味は?抜群と言っておこう。
熱があっても珈琲だけは欠かさないbakuが語るのだから間違いない。
好みの味や本人の体調などを勘案しながら、豆を選び淹れるスタイル。



瀑的美味いもの vol.5

「土佐あかうし」

あまり知られていないが、高知県の山間部を中心に飼育されている褐色の毛色をした牛で、年間500~600頭しか出荷されていないらしい。
土佐あかうしの美味しさは赤身のうまさ。
干し草や野草をふんだんに与え、コクと旨味がたっぷりの赤身を追求して改良を重ね作り上げた牛で、脂肪分だけでなく、肉本来の凝縮された旨味が味わえる。




会社では以前から話題になっていたが、ひょんなことから口にすることができた。
俳友の南骨さんから、高知・越知町にある松田精肉店のコロッケが美味いとの情報を得ていたので、高知でのゴルフコンペの帰り道に寄ったところ、売り切れ。
どうも午前中で売り切れるらしい。
そこで売られていたのが、土佐あかうし。
財布にはコンペの賞金などの13000円のあぶく銭。
それはそれは最高に美味うございました。




土佐あかうし 300㌘2枚 5000円


2013年11月30日土曜日

雪の笹倉湿原





神の庭と言われる石鎚山系にある笹倉湿原へは、 石鎚スカイラインの閉鎖される12月以降はまず訪れることができない。
雪が積もれば、当然ウマスギゴケの美しい沼の景色を望むことは出来ないが、初雪が降り、うっすらと苔の上に雪がのった光景はどんなに美しいことだろうと、以前より思い描いていた。




ブログやヤマレコで情報を探すが、山やスカイラインの情報は載っていない。
とりあえず、アイゼンやダウン等雪山の装備で出発。
面河渓近くまで来ても雪の気配はなかったが、関門のスカイライン入り口にガードマンが立って案内をしている。
どうも前日までは雪の為通行止だったらしいが、除雪をしたので土小屋までは通行可にしているとのこと。
走り始めると道ばたには結構雪が積もっているが、ノーマルタイヤでも問題なし、いやはや運が良い。
途中、見えて来た山々があまりにも美しいので、登山口を通り越し長尾根展望所から景色を楽しむ。




金山谷の登山口には2台の車が停まっていた。
10:15出発、標高は960m。
のっけから雪だが、アイゼンをつける程ではない。
しかし苔と雪のコラボの写真は完全にあきらめた。




林道を15分歩き杉林の登り口へ、標識表示は1時間15分。




このルートは結構な急坂がずっと続く。
雪もどんどん深くなるが、いろんな表情を見せてくれ、疲れを癒してくれる。




笹倉湿原への道は南へと一直線に登るのだが、迷いやすいルートでもある。
前回来た時も小一時間迷っていた人がいて一緒に登ったのだが、今回も先行者の男女が雪の中で止まっていた。
この方達も初めて来たとのこと。初めて行く雪山はスタンダードな山以外は、踏み跡がなければまずルートがつかめない。
地図とコンパスは常備しなければならないが、あっても確実なルートをとるのは難しい。
正式なルートの右の渓へと進み、目印の赤いテープを確認しつつ高度をあげる。







不思議なことに雪の中をたくさんの蛾が舞っている。
 すべてが雪に埋もれている中の不思議な光景。
いつ、どこで生まれて来たのだろう。
あとどのくらい生を謳歌するのだろう。

  


雪は40~50㎝、深いところで70㎝はあるだろうか、新雪なのでアイゼンは必要ない。




いつもの大山毛欅はいつもの場所で悠然と見守っている。




歩き始めて1時間30分、標高1436m、2.1㎞登った地点にあるわさび自生地も雪に覆われ、反対にして置いてある五右衛門風呂も見つけることができない。
ここからルートは東へ、わずかの下りにかかる。
湿原まではあとわづか。




寒林の中に石鎚山が顔を覗かせているが、ここ以外は殆ど望むことが出来ない。




1420mの笹倉湿原に12:00着、先行の2人のカメラマンが昼食をとっている。
彼らは今年10数回目の笹倉湿原らしい。



6月の神の庭



10月の神の庭



 11月末の神の庭










来年の4月まで、誰にも邪魔をされずに静かな眠りにつこうとしている神の庭。
狐やヤマネやムササビや鳥達が、たまには訪れて楽しむことだろう。




レノン忌や山男等のハーモニカ