2013年1月31日木曜日

鳥を撮る -志島ヶ原-





日曜日、俳友で鳥友の鯛飯さんのブログにキクイタダキ(マツムシリ)が来ているとの情報があり、愛媛駅伝に出場している八幡浜高校の応援も兼ねて出掛けて来た。




北条の2区から3区への中継点で待ち受けることに。
まず女子が来た。
社会人チーム、大学チームを差し置いてトップでの襷渡し、最終的には大学駅伝第4位の松山大学に逆転され2位とはなったものの大したもんだ。
実は三女はアンカーを務める予定だったのだが、3日前に熱を出してしまい、走れなかった。
それもまた糧となることだろう。


 


男子は6区の走者。
優勝候補愛媛銀行に続いての2位に付けていたが、その後逆転して優勝を遂げた。
今年も八幡浜高校は男女とも強いぞ。




昼食はみかりさんに情報を頂き、今治のヌーベルテロワールのランチ。
前菜のカルパッチョとメインデッシュに魚とチキン、ポテトスープ&野菜や飲み物は食べ放題の一〇五〇円。
俳友のちろりん農園の有機栽培の野菜に、お米は高知の棚田米、洗練された味に素材の良さ。
あねご姉さんならずとも通いたくなる店だ。



キクイタダキ

奥さんをグランフジに降ろして、目的の桜井の志島ヶ原・綱敷天満宮に着いたのは2時すぎ、広大な松林が広がる。
この近所に住まわれている桜井教人、みかり夫妻に案内してもらっていると、鯛飯さんも現れた。
前日にはリンダさんも来られていたらしく、近頃、皆さん俳人なのかバーダーなのかよくわからない。
自分も含めてだが、共通点は好奇心が旺盛。

数年前の一句一遊の兼題にキクイタダキが出題され、かねがね逢ってみたいと思っていた鳥。
声はすれども姿が見えなかったが、タイムリミットの4時前にやっと姿を見せてくれた。




腕が悪いので見づらい写真になってしまったが、頭のてっぺんに菊の花びらのような紋がある、雀サイズの小さい鳥だ。



カワラヒワ

他にも何種類かの鳥に出会えた。たまには遠出をするのもいいもんだ。
充実した一日。



コゲラ



ジョウビタキ♂



ツグミ



ビンズイ




漱石の松山嫌い松毟鳥


2013年1月28日月曜日

寒風山 -Virgin Snow-





天気予報は一日曇り、山は少し荒れそうで、今年初めての山行はどうも良い景色を望めそうにない。
目的地をはっきりと決められないまま、6:40分に自宅を出発。
朝方まで荒れ狂っていた風が収まっているので、とりあえず伊予冨士か寒風山に絞り高速に乗る。




R194から山道に入るとすぐに雪道になり慎重に走る。
登山口の駐車場には10台の車が止まっていて、皆さん装備を整えていた。
アイゼンを付け9:00に出発、桑瀬峠に10:00着。




さてどちらに登ろうかと思案。
風がごーごーと唸りを上げ続けており、尾根道の続く伊予冨士より、少し樹林の中を歩く寒風山の方が安全と判断、右へと歩き出す。
伊予冨士は天気の良い時に存分に楽しもうという思惑もありーの。




続いて登って来た2つのパーティーも、どうやら後に続くようだ。
踏み後はなく、Virgin Snowを楽しめるのだが、さてどこを歩けば良いのか。
50㎝くらいずぼっと足が入ることもしばしば。
なれど、こんなに楽しいものはない。




鉄の階段の隣の崖には氷柱がびっしり。




風が強いせいか、前日までの暖かさのせいか、樹氷がほとんど見られない。
この時期氷が付かないのは珍しいらしい。




といっても、この荒涼とした景色はこの時期にしか見ることができない。
山に登る者にしか見ることはできない。




大山毛欅は眠っているのか?

  


急坂の樹林帯を抜けて笹原に出ると、頂上は間近。




11:20 標高1763mの寒風山山頂に到着。
普段ならば写真を撮るために1時間は余分にかかるところだが、今日はシャッターを切る対象があまりにも少ない。
気温はマイナス16℃、風も強く、そそくさと下山にかかる。



Whale



Party




Wish



I will play




5分ほど下って風のあたらない場所でカップヌ-ドルの昼食。
下山は1時間30分、13:30登山口着。
時化の山は景色を楽しめるでもなく、撮るものも少なく、そして寒い。
けれども 雪山は最高だ。




 本日の温泉 西条 武丈温泉


2013年1月19日土曜日

ラーメン・ランキングⅢ





冬場は出掛けるのも億劫になり、ついつい家に籠もってしまう。
冬籠という季語が妙にあてはまるこの頃。
それではいかんと早朝の肱川河口に出向くが、お目当ての肱川あらしは少しも出ていない。
仕事の日には嫌になるくらいに発生するのだが。




冬籠の中で、昨年新しく撮った山野草約50種類をやっと整理できた。
次の作業は、今まで撮ってきた山野草のBEST SHOTを季節ごとに分類、場所等のデータを付して、CDに焼き付けること。
多分300種類はあるだろう。

欲しい方は遠慮なく連絡下さい。
原価は40円くらいなので差し上げます。


さて、半年ぶりのBAKU的ラーメンランキング。
食べ物は好みですし、年齢や体型、性別でも違ってきます。
あくまで個人の主観ですのでご容赦下さい。




八幡浜市新町 ロンドン 

ソウルフードとして売り出している八幡浜チャンポンの御三家。
鶏ガラスープのあっさりとした味で野菜もたっぷり。



高知市大橋通り 丸福ラーメン

野菜の味がしみだしたあっさり系のラーメン。
大将の野菜の炒め方と手際の良さにはいつも感心するのだが、野菜のしゃきしゃき感がたまらない。
当然、中華丼や焼き飯など他のメニューも美味い。



京都市下京区 本家第一旭本店

京都駅のすぐ横にあるので何度か訪れるがいつも行列。
鶏ガラスープの醤油味(豚骨も?)。
屋台のラーメンを高めた感じ。
麺もしっかりしていて美味しい。




徳島つるぎ町 西 安

黒いスープで徳島ラーメンの中では異色。
何か一つ足りない感じのスープだが、豚の濃いバラ肉と絶妙なバランスで、また食べたくなるのが不思議。
肉ソバを注文したい。焼飯も美味い。



伊予市市場 中華そばみかさ

店内はけっこう広いのに、午後2時をすぎてもいつも行列ができているのが不思議。
鶏のもつと野菜がたっぷりだが、意外と豚バラも主張している。
スープはいろんな味がしみだしており、あっさり系だがけっこうしっかりした味付け。
麺がほぐれてなかったり、柔らかったりはご愛嬌??。



京都市下京区 新福菜館本店

前記第一旭の隣で同じく行列のできる店。醤油と豚骨、いりこ出汁をブレンドしたような味わいのあるどす黒いスープ。
尾道ラーメンにも近いが旨味がある。
チャーシューとスープの相性は抜群。麺は堅めを注文したい。
気になったのは朝と夕方でスープのまろやかさが全く違ったこと。



徳島小松島市 猪虎

徳島ラーメンと一線を画すような濃厚でクリーミーなスープ。
豚骨、鶏ガラ、醤油をベースのスープはしっかりとした中細麺との相性が抜群。
チャーシュウも含めバランスがよく、美味しいです。


2013年1月14日月曜日

第11回まる裏俳句甲子園




TRADITIONAL BAR 「OLD NEW」

表があれば裏もある(キャッチコピー・めろ)、高校生以外のためのまる裏俳句甲子園が、松山で今年も盛大に開かれました。
今年は仲間内で前夜祭をするというので、仕事を終え車で俳都へ。
ホテルに着替えを放り込んで二番町へ向かいます。




場所はらくさぶろうさん(俳号酒洛)が昨年オープンさせた「とみなが」、カウンターと小座敷のこぢんまりとした店です。
鹿児島から取り寄せたというそら豆や、たらの芽、椎茸など嬉しいつまみがたっぷり。




らくさんも何度か顔を出して、話に加わって頂きました。
最後には、豊富な銘酒を冷やで熱燗で堪能、とにかくよく飲む輩です。




二次会は、TRADITIONAL BAR 「OLD NEW」
以前にJAZZ句会が催された時に来て頂いたらしい、バーテンダー古川さんの店です。
繁華街の中心にありながら、静かで落ち着いた心休まる店。




何より洗練されたカクテルや、フィズ類の美味しさは格別。
また訪れたい店です。
最後に餃子屋へ寄って、大人しく?帰りました。(ホテル帰着2時30分)
その後もう一軒梯子した猛者が若干1名(^_-)




まる裏俳句甲子園の会場は道後の子規記念博物館。
今年は選手でなく、審査員としての参加なので、例年と違ってとりあえずは気楽です。
(審査員 夏井いつき、櫛部天思、三浦和尚、瀑、一般投票・FACE BOOKにて 5本の旗で勝敗が決まります)
高校生の俳句甲子園は5人1組ですが、まる裏は3人1組。
全国から参集した29チームがエントリーです。
小中学生や高校生、大学生のチームもありました。




予選の今年の兼題は『はい』と読める文字を入れるもの。
それを、5分で作句しなければなりません。(5分で秀句を捻り出すのは生半可ではない)
投句された俳句を司会のNHKアナウンサー板倉卓人さんと夏井いつき組長が、1点から4点に分けていきます。
チーム3人の合計点数の多い8チームが昼からの本戦に出場できるのです。(例年8点が当落の線上)





今回、あんたは俳人・4点を獲得したのは7句、5分でこれだけの秀句が詠めるのはスゴイことだと思います。





最優秀句は全員の挙手による投票、ちろりんさんの句が選ばれ、5点とキムチャンヒさんの俳画がプレゼントされました。




本戦に残ったチーム、左から

こねこのとも   ねこ瑞石、友蔵、小木さん
三日月T     亜桜みかり、桜井教人、西連寺ラグナ
ぴとり       ピアノフォルテ、理酔、とりとり
恋満ちる渚   みちる、恋衣、なぎさ
ガラポン     みか、なな、ソラト
さえずりグー組  瑞木、ふじばかま、さち
じゃこ天     更紗、めろ、かのこ
さえずりパー組  睦、まとむ、天玲




ここからは審査員で旗を揚げていた為、写真はありません。

1回戦の兼題は、「伊佐爾波神社」、2回戦の兼題は「結」、3回戦の兼題は「雪」、3句を40分で作句し提出します。(1秒でも遅れたら失格)
この40分がまた大変なのです。

1回戦
恋満ちる渚 VS さえずりパー組  さえずりパー組 勝利 
じゃこ天 VS ガラポン       ガラポン 勝利
ぴとり VS こねこのとも      ぴとり 勝利
三日月T VS さえずりグー組   三日月T 勝利

2回戦
さえずりパー組 VS ガラポン   ガラポン 勝利
ぴとり VS 三日月T        三日月T 勝利

決勝
ガラポン VS 三日月T      三日月T 勝利 

三日月T 優勝おめでとうございます。

初めて審査員として参加しましたが、一句一句、そしてディベートの審査に自分の持っている力、脳をフル回転させました。
今年は句もディベートも一段とレベルがあがり、どちらに旗を上げるか迷う試合ばかり。
疲れたけれど、楽しくも充実した一日だったと思います。

まつやま俳句でまちづくりの会の皆様、マルコボコムの皆様、夏井いつき組長、ありがとうございました。


瀑の選んだ第11回まる裏俳句甲子園 最優秀句


雪の野や鳥死ねば鳥喰いに来る 三日月T
       

2013年1月8日火曜日

きまり




ツグミ

鳥にも季節があり、鳥の名を歳時記で調べると、春夏秋冬に区分されている。
渡り鳥も留鳥も、多く見ることが出来る時期が、その鳥の季節なのだろう。

肱川の河川敷に見かけたツグミは、庭先にもずっと姿を見せている。
10月の終わり頃に大陸から渡って来て、主に山地に生息するので歳時記では秋の鳥なのだが、冬になると田園等に現れる。
冬木と風花が似合う鳥のようだ。



ミヤマホオジロ

山中で忙しなく動き回って、なかなかレンズに収まってくれなかった小禽は、ユニークな化粧をしている。
ホオジロは歳時記では夏の鳥だが、ミヤマがつくとはてさて?



キセキレイ

セキレイの仲間は黒や白や黄色の体の色で趣が変わってくる。
この鳥は色を問わず秋の鳥のようだ。



ヒヨドリ

この季節、よく見かけるヒヨドリは、ひーよ、ひーよと朝からやかましいくらい。
蜜柑農家にとっては、せっかく育てた果実を食べ散らかす害鳥だろうし、飛び方も優美ではないのだが、写真に撮ってみるとけっこう美しい鳥だった。(とても美味しい鳥でもある)
歳時記では秋の鳥。


はてさて、我が家のキッチンと居間の間に昨日貼られた一枚の紙。
この時期の鳥たちは意外とまるまると肥えているのだが、アスリート達は太ることが許されないようだ。




釣鉤に掛かりしひよどりのひらひら