串が森~目黒鳥屋にかけては、鬼ヶ城山系のなかでも花の森と言われる。
とりわけ馬酔木とオンツツジの咲く5月~6月が一番良い時期なのだが、この季節訪れようと思ったのは、静かな森をゆっくりと楽しむ為。
今回のメンバーは聖と川さんの3名。
自宅を7時に出発、9時30分に大久保山の登山口、そして猪のコルより歩き始める。
なだらかな勾配に疲れることもなく大久保山山頂、続いて八面山山頂に35分で到着。
鬼ヶ城山系で一番高い高月山がどの山からも見渡せる。
どうも前日にぶみさんが一人で登ったらしい。
八面山の下りから熊のコルにかけての尾根歩きは、何度歩いてもとても気持ちのいい道、風が爽やかな道だ。
八面山~熊のコルへは約35分。
滑床側の山毛欅林も美しい。
いつもの大山毛欅も元気そうだ。
熊のコルより、いつもは急坂の三本杭を目指すのだが、本日は小屋ヶ森を経て南へと進む。
すぐに苔むした水無しの渓が現れる。
こんな景が見えたらもうお仕舞いだ。
二人には先へ進んでもらい、渓底まで降りて写真を撮る。
こんなりっぱな木も現れてくる。
当然斜面をかけ登ってみる。人よりけっこう体力がいるのだ。
串が森が近づくと山が開けて来て、馬酔木の大群落の中を歩くようになる。
白い花が咲き乱れる頃に是非また来ようと思う。
熊のコル~串が森は約80分。
串が森~目黒鳥屋は約15分。
この15分の稜線の道の両側は、山毛欅の森。
大山毛欅が寄り添って現れたり、
単独で現れたり、
ヒメシャラの林が現れたり、
いやはや、何て楽しい森なのだろう。
登山口~目黒鳥屋は約2時間45分。
距離はあるが、標高差は200mほどで、殆どが緩い斜面。
とても歩き易い道、楽しさは四国一だと思う。
目黒鳥屋山頂から広見川・愛媛県と高知県境を望む。
帰り道、三人とも余裕があったので三本杭経由。
目黒鳥屋~三本杭~大久保山登山口、約2時間40分とけっこういいペース。
満足の一日だった。
今回の新しいアイテムはWストック。
今まではシングルのストックを愛用してきたのだが、いやぁ何故もっと早くに購入しなかったのだろう。
使用することに寄り、推進力が1.5倍にもなり、そして疲れが少ない。
下り斜面でも安定感が抜群でリズムで歩くことが出来、当然膝への負担が軽減される。
今回購入したのはレキのカーボン製だが、軽くてとても振り易いお勧めの一品だ。
本日の一枚は、
山頂から望む由良岬
&
楽しくて美しい尾根道
今日の温泉は、成川温泉