2012年3月15日木曜日

シェ・アルブラン






本格的なフランス料理の店、CHEZ HALBRAN に家族で食事にでかけた。
特別な日にのみ利用している店で、テーブルが二つの小さなレストランだ。


前菜 フォアグラと海老、莢豌豆、プチトマト 


最初に訪れたのは、従姉妹の旦那さんの葬儀の後、伯父、伯母に連れて来てもらった。
2回目は母と奥さんの厄落としの折、三女はまだ生まれていなかった。
3回目は・・・忘れた。
4回目は去年の銀婚式。
今回は次女・大学、三女・中学の卒業祝い。



オイスターのパイ包み焼き


シェフは伯母の嫁ぎ先の関係の方で、もともとの面識はなかったが、遠い親戚になる。従姉妹の従兄弟にあたる。
若い頃にフランスで修行をされたんだろうと思う。



真鯛と雲丹と蕪


味は抜群、上品だがしっかりとした味付け、各料理のソースがまた美味しい。



テーブルに飾れられていた花



メインデッシュ 鴨の胸肉ともも肉


娘達は白ワインを一杯づついただいた後、赤ワインに。
ボルドーとブルゴーニュ産とどちらにするか問われ、おまかせにしたら、ボルドーを開けてもらった。
お祝いにシェフのプレゼントだと奥さんが告げてくれた。
ありがとうございます。



チーズ5種類の盛り合わせ



軽い味の白カビのチーズから食べていく、だんだん濃厚なチーズに。
三女は青カビのチーズは無理だった。



デザートは4種類のケーキと珈琲・紅茶


ケーキも全部シェフの手作り。冷たいケーキ、チョコレートケーキ、普段は好んではケーキは食べないが、これも抜群。
本当に美味しい料理ワインご馳走様でした。


場所は松山ワシントンホテルの斜め前、ウメハラビル1F。
ディナーのみで、予約が必要です。(089-943-1222)








次はどんなお祝い事で、訪れることができるのだろうか。

2012年3月12日月曜日

母なる神南山



男神南から女神南へと向かう林道より・パッチワークのような春の田んぼ


神南山は大洲盆地の中心にどっかと座っている。
我が家近くからもその雄姿ははっきりと見え、言わば母のような山である。



今日の行程は右の端から左の端まで


どっかと見える右の山が新谷側の男神南・標高654m、その横に連なるのが五十崎側の女神南・標高710mである。
今までにも両神南には何度も登っているが、いつも山頂近くまで車で行き、1~2時間歩く程度。
やはり一度は下から歩いとかなければなるまいと、土曜日に全ルートを走破することになった。
メンバーは聖、賢、ぶみさんと4名。



地元の人しか知らないと言われている幻?の滝


ルートは山の西の菅田地区の神南山権現社より。
前もって下山予定の五十崎側に車を1台置いて来ている。
前日までの雨でぬかるんでいること、稜線を一気に登る急斜面、登山道がはっきりわかっていないことなどから、稲荷神社からのルートも検討したが、とりあえず鳩首会談により直登ルートを探ることになった。

登山道入り口は、泥水でぬかるんでいるし、暗いので不安だったが、迷うようなところはなかったので、ずんずんと登る。
滝音が聞こえてきたあたりで、小休止。
皆が服を脱いだり水分を補給している間に、道を逸れ幻の滝を撮りに行った。
岩場を降り5分くらいで到着。
15mくらいの滝だが、水量があったのでけっこう迫力があった。





山頂近くの稜線が見えてきた。
滝への休憩を除ければ約1時間30分、万歩計では1700歩しか歩いていない。
意外と楽勝?そうではない。
標高30mから一気に600mを登ったわけだから、どれほどの急斜面かは想像ができよう。



大洲盆地から肱川下流の長浜へ、白滝大橋はぎり見える。


男神南山頂からは大洲平野が一望でき、いつもなら最高の眺望が広がるが、今日は春霞+花粉により視界は今一、寒いのでフリース等を着用し、昼食をとる。




山頂から5分くらいで強盗亀の洞窟へ。
稀代の大泥棒池田亀五郎は、警察の手が及ばないこの山頂近くの洞窟をねぐらに跳梁跋扈していたようだ。
我が菩提寺の瑞林寺は、この池田亀五郎逮捕のきっかけになった事件の舞台なので、幼い頃からよく話を聞かされていた。
詳しく知りたい方は、明治警察の秘録ー強盗亀捜査顛末 客野澄博
この本を読んだ人は一様にすごいを連発する。 



女神南へは殆ど林道なので、ハイキング気分で話をしながら歩く。
蕗の薹を発見、これは酒の肴に天麩羅にして食べれば最高だよと、ぶみさんに話をしていたが、そこからが大変、聞いていた二人も躍起になって摘み出す始末で、下山までに皆、レジ袋いっぱいのお土産が出来てしまった。




男神南から女神南へは約2時間。そこで小休憩のあと、車を置いていた廃鉱山跡の広っぱまで、約1時間30分かけて下りの林道をちんたら歩く。


蕗の薹を摘みながら。


食べ頃の蕗の薹


鑑賞用になってしまった蕗の薹


菫も少しづつ花をつけていた


三椏の花は開花までもう少し


おまけⅠ


おまけⅡ


2012年3月11日日曜日

第五回 春の書道展




俳友の天玲(書道界では舎利子)さんの主宰する肱藍会・大洲書道クラブ土筆の書道展が、大洲市の長浜ふれあい会館にて、13日(火)(月曜休)開館時間9:00~5:00まで、行われています。
是非訪れて見て下さい。





天玲さんの書は、俳句マガジン100年俳句計画のART&俳句のコーナーで紹介されたもの。
蓮睡君の俳句も書になっていました。
羨ましいぞ。




入口には、息子大樹君作の似顔絵がユーモラスに書かれています。




右の書は、三女桜也香作。天玲さんに習い始めて6年、いつも何やかやの賞を頂いています。
細やかなご指導ありがとうございます。




ご近所のU姉妹もかなり上手になりました。





この書道クラブの大人のメンバーは、肱川水系俳句倶楽部のメンバーでもあります。
この書は俳号酋長さん作、素晴らしいですね。 





娘達が書道を始めた頃のものも展示していただいていました。







昨日、神南山で摘んできた蕗の薹を差し入れときました。
美味しいビールを飲んで下さい。

2012年3月7日水曜日

凜の世界


帰りをいそぐ 


いい写真でしょう。雪原の兎の足跡。




閉じこめる季節


つららに閉じこめられた葉っぱ、美しすぎます。
こんな写真は到底撮とれるものじゃありません。
当然、bakuの写真ではありません。
出張の夜に本屋で見つけた、銀塩写真と俳句で綴る 凜の世界です。
バイブルになりそうなので、購入しました。
春一番が吹き、雪の本を紹介するのはタイムオーバーではありますが・・・







写真 上杉満生さん、俳句 大高翔さんの作品集です。
一枚一枚、一句一句に惹きこまれました。




あとがき


白く静かに光る世界は、ずっと待ってくれていた。


足を踏み入れた途端に、たくさんのものが語りかけ、教えてくれる。


雪、氷、空、樹、葉の一枚さえも。


みんな、凜と生きている。


時に、自然の恐ろしいほどの力を感じ、それ以上の、ひたむきな美しさを、全身で受け止める。


いつしか、わたしの命も、ひたむきに鼓動を打ち始める。


真っ白な世界を後にしても、からだのなかに、たくさんの「凜」が息づいている。







我が家の玄関も模様替えしていました。もう春です。
あれれ、男雛と女雛の位置が逆じゃありませんか?奥さん。
これでいい、あっそう。






昨晩のさえずり句会で頂いたお菓子(半分は食べてしまった)とマグネット付ぽんぽんちゃんです。
たくさんの良い句に出会えました。笑いの絶えない句会がさえずり句会です。




旅人を深き深きへ呼ぶ枯野  大高 翔



2012年3月5日月曜日

俳句集団いつき組


スポレク部東予支部長 まるにっちゃん


土曜の夜はいつき組句会で、唯一食事をしての句会、ぶんぶく句会が長浜の河豚を食べに来るらしい、その上に泊まりがけで来て、とことん喰い飲み倒す?らしいとの情報。
その会場の河豚屋、川新まではうちから車で10分かからない。


ぶんぶく句会は基本、松山で金曜日の夜におこなわれる為、参加したことがなく、当然声がかりもなかったので、所用を済ませ風呂に入って、ビールの栓を開けたところで俳号きとうじんさんからのTEL。
句会が終わって飲み会が始まる頃に、差し入れをもっていきますよと連絡をしていた為だ。


TELの向こうからは河豚を食し、満足した皆の声が聞こえてくる。
瀑さん、今から句会が始まるから早くおいでとのこと。
なに聞いてないぞ、句会は参加するつもりはないぞと答えたが、すぐ思い直し、即興の一句(故郷の句を詠めとのこと)と、昨日さえずり句会の為に作り余っていた二句を急いでメイル送信し、嫁さんに送ってもらい飛び入りで参加した。


まぁ、河豚&鰭酒の勢いで賑やかなこと。
が、先日亡くなった我らの兄貴、草心さんの追悼句が出て来て、皆涙ぽろぽろ、そして笑い、また涙ぽろぽろの句会、言葉が変だが皆の温かさに触れた印象的な句会だった。


日曜は、第一回いつき組ゴルフコンペ、ショートコースでのコンペながら14名の参加でまたまた盛り上がった。
(クラブを初めて握った者が約半分”)


何故?俳句集団がゴルフコンペ?
そう、この俳句集団にはスポーツレクレーション部というものがあり、バレー、卓球、ボーリング、大運動会等々、いろんなコミュニュケーションの場が設けられている。
最たるものは、愛媛マラソンへの参加(今年の参加は約10名)、まぁ呆れる。


良く学び、良く遊ぶといったところ。だから皆仲が良いのだ。


この集団は一般的な俳句の結社ではない。
主宰夏井いつき組長言わく、ここは広場、好きな時に来て憩い、学び、楽しんで欲しいとのこと。
いつき組と自分が名乗れば組員になれるのだ。お金は要らない。


そうだね、俳句って気軽に楽しめればいいと思う。
でも、組長はじめ皆の志は高く、俳句のレベルも結構高い。


100年俳句計画という壮大なビジョンが下地にあるからだと思う。
そう、100年後の為に、若い世代を育てる為の種蒔きを、こつこつと皆で進めているわけである。楽しみながらね。

2012年3月3日土曜日

やっと春です -南楽園-




朝起きるとけっこうな風、春一番がやっと吹いたかと思ったが、どうなんでしょう?
ここ最近の土日は山や俳句等で殆どつぶれていたので奥さんの機嫌が良くない。
で、南楽園に梅を見に行くことにした。
温度はぐんぐん上がり、トレーナーでは暑いくらいに。
梅は満開、紅、桃色、白、いろとりどりのいろんな種類の梅を楽しんできました。

















目の前で鶯が鳴いていたので、急いで望遠レンズにやりかえていたら、人が通り、逃げて行ってしまった。残念。
高い梢できれいな声で囀っていたこの鳥、めろさんやはり四十雀?





室内では真穴の座敷雛を飾っていました。初めて見たけど、立派。






駐車場には桜も少し咲いていました。梅は咲いたか桜はまだか・・・





お土産は計1000円也、寄せ植えの花たちです。






梅が香を語り盆栽即売所


2012年2月27日月曜日

HISTORIAN FINAL

 


土曜日、宇和島バスに乗り、俳都松山へ、とりあえず腹ごしらえにと何十年かぶりにこの店へ入る。
松山に住んだことある者で、この店を知らない人はもぐりである。




銀天街と大街道の交差点近くの路地にある鍋焼き饂飩の店、いつから営業しているかは知らないが相当古くからあると思う。
入った鍋焼き饂飩の店はアサヒと名乗り、近くに小鳥と名乗るもう一つの鍋焼き饂飩の店がある。
アサヒ派と小鳥派に大体分かれるのが常で、自分はアサヒ派。
まぁ、昔の平凡派、明星派。プレイボーイ派、平凡パンチ派のようなものである。
決して、南沙織派と浅田美代子派のような比較ではない。




味付けは昔から甘く、たぶん変わっていないと思う。甘いけど美味しく、素朴な味である。
11時すぎに入ったが、けっこう人が入っていて、若い人も年よりも男も女もいた。


今日の用向きは、恩師、岩橋勝先生の退職祝賀会参加の為。
大学時代のゼミ・日本経済史の第一期生から第三八期生まで172人が全国から駆け付けての祝賀会&同期会である。
正直言うと、学生時代にまともに勉強をしたのは、このゼミの中だけだったと思う。
ゼミの人気は高く、入るのにけっこうな倍率、個性派ぞろいで、遊びも勉強も真剣にするゼミだった。
HISTORIANは毎年発行されるゼミ誌で、文字通りのFINAL。
頂いたFINAL号には、約400人全員の卒論題目一覧が載っていて感激した。
13時から始まった会は、3次会からは同期7人でのスナックでのカラオケ、まぁ見事に自分が歌う曲と一緒、全てがフォークソングだったのが愉快だった。
次の日のために、自分だけ21時に席を立ったが、それでも7時間半は飲んでいたことになる。




日曜日は、NHK主催のそれいけ!俳句キッズの収録。
子規記念博物館に東中南予の予選を勝ち抜いた小学生30人が参加、道後公園を吟行して作句、句会が開催されたが、とても盛り上がり本当に楽しい句会だった。
その上に句のレベルが高く、良い句がたくさん、放送が楽しみである。








主宰は我らが夏井いつき組長。
各地区の応援隊、テツ&トモ、チキチキジョニー、オジンオズボーンも最高。
特別ゲストの歌のお姉さん神崎ゆう子さんは、すらりとした超美人でした。
アナウンサーの中澤輝さんの突っ込みも楽しませて頂きました。

放送は3月20日13:00からの1時間番組らしいです。