大陸へ移った台風は爆弾低気圧となり、日本全土に強風をもたらした。
本日の天気予報は雨のち晴れ、風も収まってくるだろうと石鎚山を目指す。
土小屋を8:30発、この時期としては珍しく人がいない。
快調に歩き、弥山に9:35着。
山頂は風は止んできているが、霧が晴れない。
30分待ってやっと天狗岳が朧に姿を見せてくれた。
次第に霧が晴れ、天狗の頂が全容を表す。
多分に漏れず石鎚山も風が吹き荒れ、満開近い紅葉を落としてしまったと、山荘に宿泊していたカメラマンが嘆いていたが十分すぎる美しさ。
霧が晴れだしたのを見て四国最高峰へ。
二の鎖付近で霧の濃さに怖れを感じ、引き返そうとしていた若者をここまで連れて来た。
聞くと新潟から四国一周の途中だという、これも一つの縁。
振り返ると弥山も霧の中に浮かび上がっている。
修験僧が現れ、再び霧に包まれた天狗岳から法螺貝を吹き放つ。
稜線を南尖峰へ。
何度見てもぞっとする高さだが、東陵ルートはここを登ってくる。
紅葉は今年も美しい。
最終目的地の墓場尾根へと反対側の崖を下りていく。
弥山で出会ったbumisanを下から撮す。
頼むから落ちるなよ、巻き添えを食らえば自分も・・・
大岩の間から見えてきた墓場尾根、色付きは良さそうだ。
大砲岩と墓場尾根
自然の作り上げた柱状岩塊、紅葉のピークは2~3日後のようだが、今年も十分楽しませてもらった。
崖のわずかな隙間からの紅葉もまた嬉しい。
ナナカマド
弥山に戻り昼食、やはり人は少なく20人程度。
復路も殆ど人と出会わず超特急で下山。
12:45発、土小屋13:40着。
菊の酒天狗倒しにこぼれたる
本日の温泉 古岩屋温泉
結局、石鎚には行けませんでしたが、石墨山に足慣らし腰慣らしで入ってきました。
返信削除やはり、ワンデリングは長続きは出来ない状態です。((; ;)ホロホロ)
石墨山のアサギマダラは如何だったでしょうか?7月には黒森峠ルートにたくさんいました。
返信削除無理のないゆったりとした山行もまた良しです。