何故か夏を過ぎると皿ヶ嶺に登らなくなる。
紅葉の便りが届くと、どうしても深い山を目指してしまうからだ。
けれど、ちょこっと歩きたいと思った時には、ここに足が向いてしまう。
今年5回目の皿ヶ嶺、いつもたくさんの花が咲いているのがこの山の魅力。
風穴の駐車場までの道沿いには、キバナアキギリとアキチョウジが咲き誇っている。
今回も昼食はカップヌードル。
歩き始めると、いろんな花が途切れることなく迎えてくれる。
ハガクレツリフネ
レイジンソウ
シコクブシ(トリカブト)
モミジガサ
シロヨメナ
ジンジソウ
オオバショウマ
まだ紅葉には少し早いと思っていたが、中腹を過ぎると、何本かは色づき始めている。
やあ、もう秋なんだ。
竜神平が近づくと、いつものとおり花はなくなってくる。
マムシグサが実をつけていた。
ススキ原の竜神平は、登山道と全く違う植生、湿地の植物が多く見られる。
ソバナ?
ヤマラッキョウ
ガンクビソウ
湿地の片隅に、赤茶色に枯れたような葉っぱの群生を見つけたが、花を咲かせていたのは、この一輪のみ。
サクラソウ科のヌマトラノオだろうか?
見落としそうな花だ。
今回も山頂には行かずに、ススキ原を散策して、帰ってきた。
ゆっくりと3時間、気楽でいい。
今日は鳥の声が聞こえないと思っていたら、エナガが3匹ほど、目の前の大樹に現れ遊び始めた。
しかし、レンズを取り替えているうちに、姿を消してしまった。
そのまま重い望遠を下げて歩いていると、遠くの樹間に何やら動いたように思えた。
二羽がちょこっと戯れて下界へと飛び去ったが、カケスのようだ。
こんな出会いも楽しみの一つ。
本日の一枚は、秋の気配の朽ちていく大樹
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