2013年8月19日月曜日

夏の果





長かったお盆週間が終わり、やっと今日は休みです。
今年は9日から18日まで、普段はやらない現場で早朝から動き回りました。

お客さんのピークの16日の昼前、乗下船で慌ただしいフェリー乗り場で交通整理をしていると、軽トラがふらふらと寄ってきました。
齢は85歳くらいのお婆さん「見送りに来たがよ」
ここへは車は置けないよと普通は案内するのですが、何らの危険信号を感じ、すぐだったらここに置いていいよと案内しました。
お客さんやタクシーの行き来するごったがえの場所です。

10分後、そのお婆さんはにこやかに帰ってこられ、お礼を言われ、そして徐に荷台の幌を開け、箱から桃を2個取り出し手渡してくれました。
固持したのですが、お婆さん「私が作ったがよ」と微笑みます。
そこでありがとうと、遠慮無く頂きました。
甘くて美味しかった。




めろさんのくれたゴーヤの苗は、カーテンとまではいかないがりっぱな実を3個つけています。
あと2,3日で食べ頃です。




高知出張の折りに、マンデーさんにたくさんの夏野菜を頂きました。
うちはアスリートの末娘に合わせて野菜中心の食事、奥さん大喜びです。




いつものメンバーでの、飲みし喰いしの青木句会です。
オレンジ色のマンデー農園のトマトが色を添えます。




直島に行ったあとは、高松でなく鳴門に宿を取りました。
渦の道より、夏の渦潮を堪能しました。




さちさんブログに紹介された、大塚国際美術館を訪ねたく、同じような行程を辿らせて頂きました。




世界25ヶ国・190余の美術館が所蔵する西洋名画1000余点を、オリジナルと同じ大きさの陶板に複製し展示してあります。
モナリザから睡蓮、ひまわり、叫びなど教科書に載っているものは殆ど網羅しています。
一番見入ったのは、ゴールドウィン作「エデンの園」




そして圧倒されたのは、やはりピカソの「ゲルニカ」
パリ万国博覧会スペイン館の壁画として描かれた約3.5mx7.8m の巨大な作品です。




昼ご飯は2時を過ぎていました。




庭の草花達も、暑さにめげず咲き誇っています。 




今日は目高鉢の水を替えました。
睡蓮の鉢を土と共にもう一つ買って来ました。
来年はりっぱな睡蓮を咲かせます きっぱり。




空蝉の朽ちし葉っぱにしがみつく


2013年8月13日火曜日

瀬戸内国際芸術祭2013IN直島





二年前だったか俳友の更紗さんより、直島がとても良かったと聞いていたが、なかなか行けなかった。
仕事の関係で先に豊島を訪れ、その余勢か今回急に思いついて出掛けてきた。
実は10日前の話なのだが。
朝6時前に出発、大洲ICから高松西ICの高速をかっ飛ばし、8時過ぎの高松港発直島行きフェリーに何とか間に合った。




フェリーは50分で直島の家浦港に到着。
直島港には草間彌生作の「赤かぼちゃ」




港より歩いて2分で直島銭湯へ。
「I♥湯」 大竹伸朗作。
実際に入ることの出来る銭湯で、中もユニークらしいが、まだOPENしていなかった。




猫の多い島らしい。







こういう造形物はいろんな角度から楽しめる。




宮ノ浦から本村へは、100円の島内の循環バスで移動。
「護王神社」へ。







クリスタルの階段。




神社からの帰り道、海がわずかに覗く。
ここも生活と芸術が一体化している。




南寺・バックサイド・オブ・ムーン、角屋・Sea of Time 98と静寂の世界を視覚的に見せてくれる、新しいアートの世界。




普通の商店かと思ったら、喫茶は休みと張り紙がしてあった。




10分ほど歩けば「はいしゃ」大竹伸朗作。




内部にはでっかい自由の女神他ETC







今回の一番の目的は地中美術館。
ここだけは外したくないので、時間指定のチケットを購入していた。




バスの乗り継ぎも上手くいき、12:00の予約時間に余裕を持って間に合いそう。
バスより見えた、草間彌生作の「南瓜」




安藤忠雄設計の建物に、クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームスタレルという3人のアーティストの作品をゆっくりと鑑賞する美術館。
名前のとおり、瀬戸内の美しい景観を損ねないよう、建物全体が地中に埋設されている。




地中美術館の入り口までの道路沿いには、モネの庭を再現している。










内部は例の如く撮影禁止なので、HPの画像より頂く。










地中美術館、そして直島訪問の最大の目的はモネの本物の「睡蓮」の鑑賞。
柔らかい自然光で睡蓮を、そして時間を、心ゆくまで味あわせて頂いた。




昼食は軽く内部のCAFEで頂く。




CAFE、そしてそこからの景色もアート。

14:20の家浦発、高松行きのフェリーに余裕をもって乗ることが出来た。
直島滞在は5時間20分。
弾丸ツアーのようだが、十分満足の小旅行。




高松港ではバングラデシュ・ファクトリー、ベンガル島を9月1日まで開催中。
















2013年8月10日土曜日

ソウシチョウとキレンゲショウマ





黒滝山の自生のキレンゲショウマの話を、77歳の松山の叔父に話したら、是非連れて行けと言う。
若い頃から山登りを趣味とし、山野草への造詣の深い人だが、近頃足が弱っているとのこと。
叔父との山歩きは初めて、ゆっくり歩けばいいと、天狗高原のセラピーロードを歩き出す。




歩き出してすぐにいろいろな夏の山野草に出会う。
そして花を開いているヒヨドリバナにはアサギマダラが群れている。




20羽くらいに出会った。




聞き慣れない美しい囀りが聞こえてきた。
嘴と羽根のオレンジが印象的な鳥だ。
標準レンズなので小さくしか写らない。アップにして何とか確認出来た。
急いで望遠レンズに替えたが、もう姿は消えていた。




帰り道では望遠を着け耳を澄ませながら歩くが、囀りさえも聞こえてこなかった。
再び現れたのは駐車場の手前の木立。




調べてみるとソウシチョウ。
元々は東南アジアやヒマラヤ原産で愛玩用に輸入された鳥らしいが、今では野生化していて、低山の広葉樹林で繁殖しているとのこと。
美しい鳥だ。






ヤマホトトギス

今回出会った山野草たち。



キンミズヒキ



トチバニンジン



ミヤマカラマツ



クロタキカズラ



クモキリソウ



ヒナノウスツボ



キレンゲショウマ 







黒滝山のキレンゲショウマは、山中の険しい峡の石灰石の足場の悪い斜面に、人知れずひっそりと咲いている。
たくさんの人が来ると、踏み荒らされて、デリケートな花は一気に無くなってしまうことだろう。




幻の花、キレンゲショウマは今年もたくさんの花をつけてくれていた。