2013年3月20日水曜日

九州紀行





土、日と地区の旅行で九州へ行って来ました。
旅行頼母子をしており、2年ごとの区長の改選の年に旅行に出掛けます。
27人乗りのバスに13人、ゆったりの旅行です。




まず、八幡浜から臼杵に上がり、臼杵石仏へ。
大日如来像に代表される石仏は、平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫刻されたと言われています。
石仏群は60余体にもおよび、このうち59体が国宝に指定されています。





表情豊かな御仏の姿は、見る者の心にやすらぎをあたえてくれます。






バスは西へ。
世界で唯一、活動中の火口を間近から見ることができる阿蘇山中岳見学。
火山ガスで火口周辺は立ち入り禁止規制が随時入りますが、タイミング良く中岳火口を覗くことが出来ました。
左の白いのは水蒸気ですが、右の青白い煙は火山ガス、吸い込めばイチコロです。




初めて火口の溜まりを見ることが出来ました。
怖いくらいに美しいグリーン。




我々以外のバスの団体はALLインバウンド、アジア各国の言葉が入り乱れ、外国に行ったような気分です。




宿泊は熊本市内。
〆は40分並んで食べた熊本ラーメン。




熊本市中央区安政町  天外天
83点

熊本ラーメンはこってりの印象が強いのですが、あっさりとした豚骨スープ。
その中に濃さがあり、飲んだ後には最高、美味いです。
麺は細麺、12時前というのに替え玉をしてしまった。




2日目はバスは南へ。




八代城址と御茶屋の松浜軒を見学。




桜前線は一気にやって来ていました。五分咲き。




今回の旅行の目玉は、鎌倉時代から刀工としての歴史を誇る「盛高鍛冶刃物店」
工場見学をさせて頂きました。













猪を捌くナイフから、接ぎ木用の鋏、鉈など、皆、思い思いの刃物を買います。
うちの地区は農業をされている方が殆どなので、下手な観光地へ行くよりこんなレアな場所の方が喜ばれます。




奥さんに、包丁と草刈り鎌をお土産に買って差し上げました。
微妙に喜ばれました。




お楽しみはもう一つ、サントリー熊本工場見学。




試飲は3杯、プレミアムモルツを頂き、







昼食でまた、3杯頂きました。




バスの中で1杯、帰りの船の中で2杯。
ビールが美味しい季節となりました。




本日の一枚は、噴火を終えた火口跡の荒涼とした大地


2013年3月15日金曜日

美味いもの図鑑 vol.2





庭の梅が満開になり、メジロとヒヨドリが交互にやってくる。
鶯の声は聞こえるが、まだ姿を確認できない。




奥さんが誰に聞いてきたのか、蜜柑を置けば小鳥が来ると言うので、やってみた。
昔から知っているけど、初めて聞いた振りをしてね。
結果はメジロとヒヨドリの蜜柑争奪戦。




小細工をしなくても、花に鳥たちはやって来る。




庭の端の枝垂れ梅には大きな洞が空いていて、ここ数年いつ倒れるかと気を揉んでいるのだが、何とか今年も花を着けてくれた。


瀑的美味いもの vol.2

「いんでいら 欧風カレー&インドカレー2色セット」

松山市来住町824-1


昔からカレーは大好物。
ほどほど美味しい店には出会うが、何度も訪ねるカレー屋はここだけ。
30年前に松山駅前にオープンしていつの間にかなくなっていた、「いんでいら」と同じ店かはわからないが、フランチャイズ製をとっているらしい。

一度に二つの味を楽しめるので、この店では2色しか食したことがない。

インドカレー・カシミールチキンカレーは、玉葱を炒めた甘さではなく、しっかりとしたスパイスの利いたカレー。
お子ちゃまには辛すぎるのかもしれないが、この辛さが好きだ。

欧風カレー・ビーフカレーは、長時間煮込んだコクを楽しめるカレー。
両方ともインド人の作るカレーではなく、日本人的なカレーだ。




スープ、サラダ、珈琲付 1,000円


2013年3月10日日曜日

〈間の表現〉 彫刻家五人展





大洲富士山の梅の花も大分散って来ました。
来週はもう無理かなぁ。
代わりに桜が咲き出すことでしょう。

友人の宮岡洋一さんから彫刻家五人展の案内を頂いて、西条市のいよせきストーンギャラリーに行って来ました。
宮岡さんが、35年前に初めて彫刻を教えて頂いた先生と当時の仲間とのグループ展です。
宮岡さんとは同級生なので皆さん53才、芸術家として脂の乗りきった時期と思われます。



風の蜃気楼



風を見る

まずは先生の石川浩さん・東京在住の作品、〈間の表現〉のタイトルどおりに想像力をかき立てられます。



天地人-循環



木の中のリズム



RE.RE.RE Ⅱ

宮岡洋一さんは吉田高校を卒業後、芸大の彫刻科を専攻、現在は実家の野村の惣川にアトリエを構えておられます。
石の彫刻が多いのですが、今回は木を使った彫刻を見せて頂きました。



珠玉(水守)



水の気配

渡辺尋志さん・神奈川在住の作品はリアルで存在感のある作品。



時の間



時景

相澤久徳さん・神奈川在住の作品は趣のある知的な作品。



のえ・夏



冬の子

多花織さん・東京在住の作品は素朴で暖かみのある作品。

作家さんそれぞれの個性を十分楽しませてもらった個展でした。
五人展は4月28日まで開催されています。
是非訪ねて見て下さい。入場無料です。




西条まで行ったので、丹原IC近くの珈琲豆の専門店、ブランチに寄って来ました。
以前に句友の更紗さんに教えてもらった店。
今回はアウトドアで飲みたくなる爽やかブレンド、SPRING NOTEとフルーツと練り込んだチョコのような上品な味わい、ボリビア アポロを購入。




店を入って右に入れば、ランチやスィーツを食べさせてくれます。
当然、食後の珈琲付き。
ポカポカの春の陽気・ドライブ日和です。 

2013年3月7日木曜日

新酒ができました





二日酔いの頭に、鶯の鳴き声が聞こえてきた。
今年初めてのホーホケキョの声、うとうとしながら耳だけが起きている状態。
いかんいかん会社に遅れそうだ。




二日酔いの元は、昨夜の新酒を飲み倒す会。
句友の梅美人さんに、今年の新酒が出来れば一杯飲りましょうと誘われていたのだ。
美人さんと呼んでいるが、男性です。
俳号が屋号?っていいよなぁ。





八幡浜の美人さんの酒蔵は、今でこそ埋め立てられて海からは遠いが、昔は港のすぐ傍にあり、23㍍ある煙突は海運で栄えた八幡浜のシンボルであったに違いない。
今のようなボイラーのない時代は石炭を燃料としていたのだ。

店の前で3人の飲んべえと待ち合わせ、新酒できましたの杉玉が迎えてくれた。




美人さんと美人の奥様(美人さんの奥様という意味ではない)に、いろいろ説明を受けながら酒蔵を見学。
まず敷地内にある、枯れることのない井戸。
酒造りの命はやはり美味しい水、出石寺山系の伏流水はとても美味しかった。




次に説明を受けたのがしぼり機。
酒をこの機械で搾っていくらしい。
使い込まれた年代物の黒光りするしぼり機が、実に良い。




こちらは新しいしぼり機、近頃の酒蔵はこちらを使っているらしいが、美人さんはしずく酒を造る為に使い分けをしているらしい。




こちらが搾られたしずく酒。







発酵途中のもろみや、吟醸、純米大吟醸などをこの大ぐいのみで頂く、これが実に美味いのだ。
それこそ、まだ暴れている酒や熟成された酒やいろいろなバリエーションを楽しませてもらった。
今年の酒は少し辛口、寒かった為に発酵が遅くなったらしい。
辛口が美味い。




この重々しい扉の向こうが仕込み蔵。







この階段の上が室。
よくテレビで見かける、裸の杜氏が麹を作る部屋だ。




いろいろと教えて頂いた後、近くの店に新酒を持ち込み、また味合わせて頂く。
梅美人酒造を代表する大吟醸の鷹雄は実にまろやかでフルーティー、そのくせしっかりした辛口の酒。
袋吊り斗瓶囲いした雫酒の無濾過生原酒です。
美味いのでみんなぐいぐい飲ります。
そりゃぁ二日酔いになるはずだ。





〆はやはり八幡浜ちゃんぽん。