2023年8月1日火曜日

タウシュベツ川橋梁





その橋は、鍵のかかった一般の人は通行できない林道の終点にあった。




ヒグマが普通に生活する、人間の生活圏外のとても危険な場所でもある。




旧国鉄士幌線の、音更川の支流であるタウシュベツ川に架けられた橋。
人造ダム湖である糠平ダムが建設され、周辺が沈み、橋梁のみが湖の中に残されてしまった。













水の少ないこの時期には、湖底を歩いて橋を一周できる。
大雪山系の雪渓を抱いたウペペサンケが美しい。













ダム湖内に放棄されて68年の歳月。
当地はマイナス30度にもなる極寒冷地、内外から劣化が進行している。




タウシュベツ橋がアーチ橋として、繋がっている姿を見られるのは、あとわずかな時しかないのかもしれない。





崩るるにまかす橋梁慈悲心鳥

くずるるに まかすきょうりょう じひしんちょう



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