石鎚山系にある笹倉湿原は神の庭と呼ばれ、知る人ぞ知る場所だったが、ネットの普及に伴い情報を知った人達が次々と訪れる場所になったようだ。
とは言え標高970mから1,410mの結構ハードな登山は、ある程度の体力が必要で誰にでも気軽に行けるものではない。
熊出没の噂もあるし・・・
9月7日(土)思いつくのが遅く自宅出発は8:30、金山谷の林道より10:40に歩き始める。
砂防ダム前のコンクリの橋は、水流により崩れたまま。
登山道に入ると造林地帯の急攀が続く。
曇り空だが蒸し暑く汗がしたたるほど。
一人なので結構なペース、3分の2地点の大山毛欅に11:25着。
このままだと11:50には到着できる。
生命力あふれる大山毛欅からは水滴がぽたぽたと落ちてきている。
しばし見上げてうっとりする。
倒木は苔をまとい、新しい芽は太陽を欲っしているかのよう。
秋の訪れを告げる色付いた枯葉。
賑やかなさえずりの中に歩が進むと、70mmでは上手く撮れないのはわかっていてもカメラを向けてしまう。
普通はすぐに鳥達は去っていくのだが、なかなか去らないので200mmに交換、20分の足止め。
群れはオオルリの若鳥?とソウシチョウが混ざっていたようだ。
山葵の自生する湿地と五右衛門風呂をすぎれば目的地はすぐそこ。
笹倉湿原12:10着、先客が一人食後の珈琲を飲んでいた。
とりあえず湿原を一周、思ったとおりの水の量に安堵。
水没していても、水がなくても絵にならない。
もこもこのウマスギゴケ。
湿原の半分に光が差し込み、コントラストが美しい。
朽ち木が絶妙に配置されている。
神の庭にキセキレイが遊びに来た。
先客はすぐ去り、1時間30分ほど一人神の庭をキセキレイと贅沢な時間を過ごす。
笹倉湿原13:40発、14:40駐車場着。
本日の温泉 古岩屋温泉
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