2020年9月21日月曜日

鞍瀬渓谷 夫婦滝・貝の口滝





シルバーウィークに休みが取れると思ってなかったが、コロナ禍の影響で四日共休み。
久し振りの山行を企てる、この1~2年まともに歩いてないので軽い渓谷歩き。
以前より気になっていた鞍瀬渓谷の夫婦滝、貝の口滝コースを選ぶ。




9:15保井野発、造林地帯を降りていくと渓谷沿いの道へ。
水が半端なく美しい。







まむしには出会わなかったが・・・







本日見かけた山野草はシュウカイドウ、ヤマジノホトトギス、ミズヒキ、ヌスビトハギ、カニコウモリ、アキチョウジ、シロヨメナ。







暑くもなく寒くもなくコンディションはいいが、渓谷には遊歩道は一切なく、岩場を乗り越え、梯子と虎ロープを駆使し(地元の方達が設置してくれたものか有難い)幾度も渡渉を繰り返す。
汗が半端ない。
同行のSEIはこの後、足を滑らし澄んだ水の餌食となる。




赤テープと遠くに見える梯子やロープがルートの目印。
往路は梯子を使って迂回をした場所も、復路は面倒になって靴のままぞぶって歩く。




2時間弱で案内板、ここからは渓谷を離れ急登の山道へ入る。
登山道は痩せていて、一歩足を踏み外せば谷底という緊張の時間が続く。
おまけに梯子とロープの繰り返し。







12:05やっと夫婦滝到着、まぁまぁの水量。
とりあえずカップヌードルの昼食、コーヒータイム。



夫婦滝左の雌滝



右の雄滝

一時間ほど写真を撮ったりしてまったりと過ごす。
流石に誰も来ない。
危険と隣り合わせのコース、そんな場所なのだろう。







13:10夫婦滝発、引き返して15分で貝の口滝へ下る渓の分岐へ。
谷底へ落ち込むようなルートに少し身震い。
13:40貝の口滝着。
両側に聳え立つ岩がまた凄い。







貝の口滝は滝壺の広い、味わいのある滝。
14:10発、崖をよじ登り、たんたんと復路の歩を進め17:00保井野着。
軽い渓谷歩きのつもりだったが、ハードな一日になってしまった。



 

胸襟を開いて秋の風に立つ

きょうきんをひらいてあきのかぜにたつ



2020年7月26日日曜日

佐田岬・ハマカンゾウ





3月より巡って来た佐田岬半島の最終章は、釜木、平磯、二名津、松、与侈、串、正野と巡り、四国最西端の佐田岬灯台へ。







各集落に大小の差はあれど、そこにはそれぞれの道路があり生活がある。



漁港に続く魅惑の階段






自宅からそれ程遠くない、半島巡りに半年近くかけたのは、季節ごとの海浜の植物観察。
この時期の佐田岬半島はハマカンゾウを筆頭に様々な花が溢れる最高の季節。



ハマナタマメ



テリハノイバラ



ハマウド



ハマゴウ



ヤブラン



ツルボ



ハマカンゾウ



オニユリ










海も空もどこまでも青く、花畑には様々な色が溢れている。





海までの小さき冒険半ズボン

うみまでのちさきぼうけんはんずぼん



2020年7月5日日曜日

石垣の集落・名取




小島

今年に入って愛媛~高知の半島を巡り、海辺の植物を探しては写真に収めている。
コロナ渦の昨今は、遠出を控え地元の佐田岬半島の集落を一つ一つ探索。
これがまた愉快、知られていない神社があり、公園があり、灯台がある。






番匠鼻




ハマツメクサ



ハマボッス



クルマバアカネ



オカヒジキ



ハマゴウ



ハマナタマメ



ハマユウ




軽自動車がやっとの岬の道には、野生の動物が我が物顔に闊歩している。




海に目を向けると九州を行きかうフェリー。




半島の道路は、集落を繋ぐ道と生業の蜜柑園を繋ぐ生活道。




半島巡りの最後にたどり着いたのは、魅惑の階段の続く名取。
宇和海を一望する、海岸より100m~150mの急傾斜地に石垣を高く積み上げた集落。











生活感溢れる迷路のような坂道を、汗をかきかき歩いてみる。














集落の最上部の小学校跡の石垣は、生い茂った草に隠れているものの、反り返った見事な石積み。
















こんな狭い集落だから一たび火災が起これば・・・
お地蔵さまが睨みをきかせている。







生活に欠かせない水は今も昔も命の綱。




灯台下暗し、こんな魅惑的な集落が近くにあったとは。





無線より海霧の詳細 途切れけり

むせんよりじりのしょうさい とぎれけり