2018年9月24日月曜日

北谷彼岸花





彼岸花とはよく言ったものだ。
この時期になると必ず花を咲かせる。




松山市の北谷には見事な群生地がある。







本日、母を見送った。





太陽は深く眠れり鵙の朝

たいようはふかくねむれりもずのあさ


2018年9月1日土曜日

外泊





西日本豪雨~お盆~俳句甲子園と多忙な日々から少し解放され、やっと時間を作ることが出来たので、車を南へ走らせた。




目的地は愛南町の石垣の里・外泊。
夏の穏やかな海からは想像できないが、冬の荒れた日には海が真っ白になり、強風に巻き上げられた海水がこの集落へ上から下に降り注ぐ。
石垣はそれを防ぐ為に作られた。




エメラルドグリーンの海には魚が群れている。




集落の入り口には10台ほどの駐車スペースがあり、自由に散策できる。
















ゆっくり歩いて30分ほど、先人の苦労やその生活が見て取れる。










すれ違う人もまばらな、静かな夏の終わりの海辺の集落、ここにも穏やかな時間が流れていた。





 かなかなや行方知れずの犬帰る

かなかなやゆくえしれずのいぬかえる



2018年8月8日水曜日

肱川氾濫





3日降り続いた豪雨は、7/7の朝から肱川の氾濫を引き起こした。




近くに住む伯母に7時過ぎに電話を入れると大丈夫とのことだったが、9時過ぎから一気に浸水した濁流は、家を2m近く浸からせた。




電話も通じなくなり心配していたが、二階に避難していた伯母は無事。
8日早朝から水に浸かった電気製品、家具、そして畳から衣類、仏壇に至るまでの一階にあった全てを、廃棄すべく庭に運び出す。
近所の方達の加勢が有り難い。




幸いその時点では断水になってなかったので、家の内外を洗い流せたのが救い。
周りの家も殆ど浸かり、大洲~野村~肱川と流域はかなりの被害を被った。
他の地域も酷い状況であった。




記録として記すが、生々しい写真は割愛し、幸せを呼ぶ青い蜂の写真を変わりとする。




皺深く川を見つめるサングラス

しわふかくかわをみつめるさんぐらす



2018年6月10日日曜日

夫婦滝・上色見熊野座神社





黒川温泉を少し越えた所にあるのが、夫婦滝。
左が男滝、右が女滝、肥後の女性は強いと聞いていたが・・・




泊まっていたコテージを5時に抜けだし、下見をしていた滝下で朝日が差し込むのを待つ。




6時すぎにやっと光。







7時にmaxの朝光。




阿蘇五岳、寝釈迦の反対側に回り込む地、高森に鎮座する上色見熊野座神社。




神秘的な異世界への入り口と、話題を集めているパワースポット。













鬼八法師が蹴破ったという伝説の大岩に触れると、どんな困難な目標も達成可能とか。 





蟹の目に360度の地球

かにのめに360どのちきゅう


2018年6月3日日曜日

くじゅう ーミヤマキリシマー





梅雨に入ったが週末の天気予報は晴れ、くじゅうのミヤマキリシマも今年の異常な花の早い開花に漏れず、10日程早く盛りを迎えている。




八幡浜発0:20発のフェリーで別府へ、5時まで船内休憩をとり牧ノ戸登山口へ。
装備を整え7:00に歩き出す。




くじゅうのミヤマキリシマは、山がピンクに染まると言われる平治岳、大船山に勝るものはないと勝手に思い込んでいた。




その盲信は歩き始めて30分で崩れ去った。




扇ヶ鼻は以前に白いリンドウを見つけた山、ミヤマキリシマがこんなに群生する山だったとは。




ピンクの羊達が点在しているような、山頂から見下ろす風景。




反対側は楽園。




西千里浜に戻り、平坦な道を久住分かれへ向かう。
両側はピンクに染まる星生山と肥前ヶ城。

 


久住分かれからは平治岳が望めた。




星生山に向かう尾根沿いの道もお気に入りの場所、この時期に来るのは初めて。




活火山である九重の硫黄山の噴火口、三俣山、平治岳。







ゆっくり歩いて12:00に下山。
くじゅうはやさしくて美しくて、本当に気持ちのいい山だ。





神仙沼だったか仙入見かけしは

しんせんぬまだったかせんにゅうみかけしは