2012年9月12日水曜日

蕎麦はな





久し振りに、美味しい蕎麦が食べたくなった。
今回の目的地は、しまなみ海道・因島の「蕎麦はな」。
そこへ行くならここにも寄らずばなるまいと、大三島の大山祇神社を詣でる。
うちの近くには三島神社があるが、ここが総本社。




境内の大楠は樹齢約2600年と言われ、大山祇神社の歴史と神秘を感じさせる。






大山祇神社全体がパワースポット。
この宝篋印塔は鎌倉時代に一遍上人が祈願奉納したもの
そして、ここにくれば宝物館を見ない訳にはいかない。
8の国宝と13の重要文化財、その他たくさんの宝物が展示されている。
平安~江戸時代に奉納された鎧や兜、刀剣類。
何度来ても飽き足らない。




この国宝赤絲威鎧は源義経奉納、対の場所には源頼朝の国宝紫綾威鎧がある。
義経の鎧の方が質素にして華麗。




鶴姫着用の鎧紺糸裾素懸威胴丸は、凜とした美しさを感じる。
大森彦七奉納の大太刀の前からも動けなかった。




さて、蕎麦である。
饂飩も拉麺も好きだが、やはり蕎麦だ。
初めて入る蕎麦屋では、もりとかけを両方注文するので、スパイの様だと言われてきた。




「蕎麦はな」は尾道市因島中庄町にあり、因島南ICから車で6分ほど。
国道から住宅街の細い道を入っていくが、店は普通の民家である。
今回は2回目なので、もりそばとおろしそばを注文、そばがきも戴く。




そばがきは鍋で加熱しながらこねるようで、独特の臭味がない。




サービスの蕎麦のクレープ。
満腹、満足です。










本日の一枚  枯れかけている大楠からの新しい命

2012年9月9日日曜日

FM大分石鎚山トレッキング






FM大分さんと宇和島運輸フェリーのコラボの石鎚山トレッキングツアー。
リスナーさんたちと登ってきました。 
四国側スタッフは八幡浜港へ4時30分に集合。
別府港を23:50に出港し船内休憩して頂いていた、大分からのお客さん(福岡や熊本からの参加者もあり)を迎えます。
8時に石鎚山土小屋登山口に到着。
登山ガイドの松本さん指導による入念な準備体操をし、出発です。





天気予報は曇り一時雨ですが、雨はパラパラ。
FM大分のカリスマDJ、実にワイルドなクボタヨシフミさんが皆を鼓舞してくれます。
bakuは殿を勤めます。




トレッキング初心者から毎月、山行している猛者、年齢も中学生から65才の方までいろんな方が、いろいろな思いで参加してくれています。







途中、すれ違った山伏の方々。
青い眼の信者さんもホラ貝を吹きながら修行されていました。
この景も石鎚山の一つです。
霧の中から聞こえてきたホラ貝の音色は幻想的。




もくもくと歩きます。




山頂には2時間50分で全員無事に到着。
6人で参加してくれた山ガール達の掛け声で、天狗岳に向かって「オッソー」と叫びました。
OSSOとはヤッホーの意。
霧で殆ど視界が気かず、本当に残念でしたが、雨も山の一つと皆さん、前向きに捉えてくれていたのが救いです。
食事をした後、2時間35分で全員無事下山。
温泉、さぬきぶっかけうどんや天麩羅の夕食の後、八幡浜発20:30分のフェリーで帰って行かれました。



ミソカワソウ

本日出会った、9月の石鎚山の山野草、いろんな花の群生が見られましたが、雨の予想の為、コンパクトカメラしか持参せず、きれいに撮れていません。m(_ _)m



ミヤマトウヒレン



シコクブシ



リンドウ



シラヒゲソウ



ダイモンジソウ

他に出会った花は、アキノキリンソウ、シコクフウロ、ショウマ、ナンゴククガイソウ、ハガクレツリフネ、レイジンソウ、オタカラコウ、オトギリソウなどなどたくさん。




こんな景色や




こんな景色
 



天狗岳のこんな景色を、大分の皆さんに楽しんでもらいたかったんだけどね。
また、来て下さい。




本日の温泉  古岩屋温泉


2012年9月5日水曜日

四万十川源流点





高知へ出張の際にいつも気になっていた、左折四万十川源流という標識。
今回も急に思い立って出かけた。
10時過ぎに出発、とりあえず檮原の雲の上ホテルで早い昼食。
R197の津野町布施坂手前を左折し約8㎞、13:00に登山口に到着。
狭い道路だが登山口までずっと舗装路だったので思ったより随分と早く着けた。




駐車場には車が3台。雨がぽつぽつ落ちて来たので、車で様子をみていたが、止みそうにないので合羽を着て出発と思ったら、雷様が鳴った。
2組が丁度下りて来たところ。
四万十川源流之碑の横に源流点まで25分との表示。
意を決して出発する。




杉の大木など、結構大きな木と岩、小さな滝、イメージ通りの幻想的な登山道。
しかし雷様はごろごろと去る気配はない。
こんな森林地帯に落ちれば一溜まりもない。
何度、立ち止まって空を見上げ、引き返そうとしたことか。




沢をいくつか横切り、あと10分はかかるだろうと思った時、白い源流点の標識が目に入った。
全長196㎞と四国一の長さを誇る、四万十川の源流点は意外と近かった。
往路18分、復路10分。
復路は雨が強くなり、登山道は前が殆ど見えないほど、一気に真っ暗になってしまった。
1台の車の主はたぶん、もっともっと上の源流部を雨に濡れながら沢登りしているに違いない。




今日の温泉  雲の上温泉

2012年9月1日土曜日

ネジマキ カフェ





女はCAFEが好きだ。
失礼、我が家の女どもはCAFEが好きだ。
奥さんと、また家族で昼食をとる時のリクエストは必ずCAFE.。
お陰で大洲~松山にかけての店はけっこう訪ねている。
男同士、単独の場合は決してCAFEなどに入ったりしない。
饂飩か拉麺か蕎麦が定番。四国中のその類の店は語ることができる。
しかし、CAFEはねぇ・・・・。
どこも、スパゲッティかハンバーグかカレーテイスト、そしてスイーツの類。
フランス料理のランチも・・嫌いではないんだけど・・・客は殆ど女性。
そぐわないんだよな、俺。




今回連れて行かれたのは、東温市の愛大病院近くの田園地帯にある、ネジマキ カフェ。
実は6月に長女と奥さんの三人で来たのだが、13時半を過ぎているのに満席、1時間待てと言う。
早々に退散したが、今回奥さんのリベンジにつき合わされた。
13時丁度に到着、やはり満席で30分待てと言う。
帰ろうとすると、奥さんは即座に待ちますと返事、店内の椅子で40分待った。
「100俳句計画」を持ってきたのが救いだった。




と言っても手持ちぶさたなので、店内や中庭、トイレを観察。
うーん、お洒落だ。センスもとてもいい。
女どもの気持ちがわからぬわけでもない。
やはり、女性と若いカップルしかいなかったけど。



待っている椅子より厨房を望む。



トイレは店外にあり広々としている。




昼食はランチのみ。
900円とリーズナブルな上、味も確か。麦飯もGOOD。みそ汁は抜群だった。
4種類のおかずをチョイスできる。
食後の珈琲も100円、量もあるし味もOKだ。
又来ても良いけど、2時を過ぎての昼食はイヤだな。




次女が夏休みをもらい帰省したので、寿司をとるつもりだったが、肉が食べたいと言う。
長女も帰り、久し振りに家族全員揃ったので、何年か振りのウッドデッキでのバーベキュー。
備長炭の火加減と肉の焼き加減は昔からの親父のこだわりだ。





子供等の話は尽きぬ炭を継ぐ

2012年8月29日水曜日

三嶺 -もののけの森-





H24.8.25 朝5:30に家を出る。目的地は、四国で最も自然を残す山と言われる徳島の三嶺。
メンバーは聖と川さんの3名。
内子IC~美馬IC経由で剣山の見残しへ。
前回食してとても美味かった爺さん手打ちの祖谷蕎麦が目当てだったが、店は閉まっていた。爺さんどうも体調を崩しているらしい。
二人が別の店でもいいから食べようと言うのでつき合ったが、味はほどほど。
そこから三嶺の登山口のある名頃までは15分程だが、道草のお陰で登山開始は10時20分。




名頃の登山口は駐車場も広く、トイレも水洗で申し分なし。
ここからの登山は、林道を40分程歩いてからの以前からある渓谷沿いのルートと、駐車場からすぐ登り出す新尾根ルートがあるようだが、今回は新尾根ルートから登り出す。
のっけからの急勾配であり、久し振りのしっかりとした山行、かなりきつく汗が噴き出す。
歩き出してすぐに鹿捕獲の為の檻に出くわす。
剣山と同じく、ニホンジカにより木や草が食べられ、森が壊れていっているらしい。




道沿いに山草は少ないが、たくさんの茸に出会う。










川さんは初めて実物のタマゴタケを見たそうで大感激。
40分で造林地帯を抜け、林道に出る。そこからすぐに登山道へ。




ここからも急勾配が続くが、尾根沿いの道になり風がとても心地良い。
また、ウラジロモミや山毛欅の原生林が広がり、しばし足を止め、樹林に見入る。







成る程、三嶺が四国一と評する人が多数なのも納得だ。




ダケモミの丘と言われる尾根まで、出発から約1時間40分。
結構ハードなコースだ。
登山道の両側には網が巡らされており、かつ一本一本の木に鹿に囓られないようにプラスチックのカバーが施されている。
これも現実。







100m以上の登山道の両側を埋め尽くして、カニコウモリが群生していた。




森を抜けると、熊笹の道と、石灰石のガレ場を歩く。
景が開け峡を距てて山々が見えてくるが、目的の三嶺はガスで見えない。







2時間50分で三嶺小屋に到着。13:00を過ぎていたのでここで昼食。
ここから三嶺山頂までは15分程。
熊笹の中を軽快に歩く。







奥が三嶺山頂。あいにく、ガスが出たり引いたりで絶景とまではいかなかった。




標高1893m、標高差は約970m。







三嶺小屋の向こうが塔の丸、そして剣山が・・・望めるはず。




もののけの森は、下山道のダケモミの丘を越えて、真っ直ぐの新尾根ルートに行かず、左下に降りる昔からの渓谷ルートにある。
鹿の警戒の鳴き声がすぐ近くから聞こえて来るが、姿は見えない。
急斜面を下るにつけ、苔むした世界が広がってきた。
二人から離れてその世界に入って行ったが、二人は先に進まず待っていてくれた。




三嶺で出会った花たち



ミヤマウズラ?


ツリガネニンジン


オタカラコウ


ホソバノヤマハハコ & タカネオトギリ


イブキトラノオ


シモツケソウ


シコクフウロ


シオガマギク

下山は16:40、案山子たちがご苦労さんと行ってくれているようだ。
帰りは祖谷、大歩危経由で22:20帰着。
ちと遠いが、いい山だ。




本日の温泉 大歩危温泉