2013年1月14日月曜日

第11回まる裏俳句甲子園




TRADITIONAL BAR 「OLD NEW」

表があれば裏もある(キャッチコピー・めろ)、高校生以外のためのまる裏俳句甲子園が、松山で今年も盛大に開かれました。
今年は仲間内で前夜祭をするというので、仕事を終え車で俳都へ。
ホテルに着替えを放り込んで二番町へ向かいます。




場所はらくさぶろうさん(俳号酒洛)が昨年オープンさせた「とみなが」、カウンターと小座敷のこぢんまりとした店です。
鹿児島から取り寄せたというそら豆や、たらの芽、椎茸など嬉しいつまみがたっぷり。




らくさんも何度か顔を出して、話に加わって頂きました。
最後には、豊富な銘酒を冷やで熱燗で堪能、とにかくよく飲む輩です。




二次会は、TRADITIONAL BAR 「OLD NEW」
以前にJAZZ句会が催された時に来て頂いたらしい、バーテンダー古川さんの店です。
繁華街の中心にありながら、静かで落ち着いた心休まる店。




何より洗練されたカクテルや、フィズ類の美味しさは格別。
また訪れたい店です。
最後に餃子屋へ寄って、大人しく?帰りました。(ホテル帰着2時30分)
その後もう一軒梯子した猛者が若干1名(^_-)




まる裏俳句甲子園の会場は道後の子規記念博物館。
今年は選手でなく、審査員としての参加なので、例年と違ってとりあえずは気楽です。
(審査員 夏井いつき、櫛部天思、三浦和尚、瀑、一般投票・FACE BOOKにて 5本の旗で勝敗が決まります)
高校生の俳句甲子園は5人1組ですが、まる裏は3人1組。
全国から参集した29チームがエントリーです。
小中学生や高校生、大学生のチームもありました。




予選の今年の兼題は『はい』と読める文字を入れるもの。
それを、5分で作句しなければなりません。(5分で秀句を捻り出すのは生半可ではない)
投句された俳句を司会のNHKアナウンサー板倉卓人さんと夏井いつき組長が、1点から4点に分けていきます。
チーム3人の合計点数の多い8チームが昼からの本戦に出場できるのです。(例年8点が当落の線上)





今回、あんたは俳人・4点を獲得したのは7句、5分でこれだけの秀句が詠めるのはスゴイことだと思います。





最優秀句は全員の挙手による投票、ちろりんさんの句が選ばれ、5点とキムチャンヒさんの俳画がプレゼントされました。




本戦に残ったチーム、左から

こねこのとも   ねこ瑞石、友蔵、小木さん
三日月T     亜桜みかり、桜井教人、西連寺ラグナ
ぴとり       ピアノフォルテ、理酔、とりとり
恋満ちる渚   みちる、恋衣、なぎさ
ガラポン     みか、なな、ソラト
さえずりグー組  瑞木、ふじばかま、さち
じゃこ天     更紗、めろ、かのこ
さえずりパー組  睦、まとむ、天玲




ここからは審査員で旗を揚げていた為、写真はありません。

1回戦の兼題は、「伊佐爾波神社」、2回戦の兼題は「結」、3回戦の兼題は「雪」、3句を40分で作句し提出します。(1秒でも遅れたら失格)
この40分がまた大変なのです。

1回戦
恋満ちる渚 VS さえずりパー組  さえずりパー組 勝利 
じゃこ天 VS ガラポン       ガラポン 勝利
ぴとり VS こねこのとも      ぴとり 勝利
三日月T VS さえずりグー組   三日月T 勝利

2回戦
さえずりパー組 VS ガラポン   ガラポン 勝利
ぴとり VS 三日月T        三日月T 勝利

決勝
ガラポン VS 三日月T      三日月T 勝利 

三日月T 優勝おめでとうございます。

初めて審査員として参加しましたが、一句一句、そしてディベートの審査に自分の持っている力、脳をフル回転させました。
今年は句もディベートも一段とレベルがあがり、どちらに旗を上げるか迷う試合ばかり。
疲れたけれど、楽しくも充実した一日だったと思います。

まつやま俳句でまちづくりの会の皆様、マルコボコムの皆様、夏井いつき組長、ありがとうございました。


瀑の選んだ第11回まる裏俳句甲子園 最優秀句


雪の野や鳥死ねば鳥喰いに来る 三日月T
       

2 件のコメント:

  1. 山野貴公子2013年1月18日 22:53

    風流を楽しむと言うより、女性の苦しみを体感する句会ですね。

    げにも恐ろしき。

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  2. 山野貴公子さん、苦しみの後には感動と達成感が待ってくれています。
    これはやみつきになります。Mです。
    本戦に残った8組以外の観戦者には、日本人に与えられた四季を、楽しく愉快に鑑賞できる時間が用意されていますよ。

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