2025年6月17日火曜日

鈴木牛後・句集「鄙の色」

 





いつき組でご一緒している鈴木牛後さんから、第四句集「鄙の色」が届いた。
北海道の大地で牛飼いを生業とされていた彼の作品は、読者には非日常の世界、その世界観を自然の偉大をまざまざと見せてくれる。


大きな雪積もり小さな人になる
夏休み死がそこいらに落ちてゐる
羆の糞旱の道に発火せむ
吾に呉れよ雪が沈んでゆく力


魅せられるのは、表現の妙、そして詩情。


雪が降る空が剝がれてくる眠る
新緑を歩くわれらに水脈がある
兀とえぞにう引き返すことも旅
ひだるさや鵯草は鄙の色
草いつぽん動けば虫やそれから風
引力のそのさびしさに火を恋ひぬ


従事する者にしか詠めない句に、想像が膨らむ。


永き日の牛の口より零れて歯
火蛾百匹連れて運べる草ロール
振れど振れど牛の尾にまつはる西日
敗戦日軍手を染みて手にオイル
横たはる牛に質量だけや雪  


牛を飼う、その実感、やさしい視線。


吼える牛白息の塊を吐く
母牛の喰らふ春闇色の胞衣
風光る仔牛この世に目を瞠り
大声と大き咆哮牧開
永き日や牛は目玉を柵に掻き


牛を売り、北海道から都会への移住を決めるのに、どれだけの思いがあったのだろう。


牛売れば冬が入つてくる扉
牛とたんぽぽ夕暮がもうすぐ届く
独り牛を曳けば素風が牛を押す
雪の夜の牛の眼の底知れず


昨年秋に牛後さんご夫婦が、我が故郷の愛媛南予に来られご一緒させて頂いた。
内子での写真、そして数少ない牛の瀑句。






牛の舌伸びて淡雪拾いけり

うしのしたのびて あわゆきひろいけり 




2025年5月30日金曜日

祝200,000km





2013年~の愛車の走行距離が20万㌔、よく走るもんだ。




花を求めて走り慣れた、らんまん、あんぱんの舞台へドライブ。



シタキソウ



ガンゼキラン



ヤクシマアジサイ



テッセン・白万重


















ヨコグラノキ



昼はカレー



CHEZ NOUS



BONGA






















ブルービーの見られる8月にまた来よう。





一匙に崩す立夏のダムカレー

ひとさじに くずすりっかの ダムカレー

 


2025年5月24日土曜日

大川嶺





旧美川スキー場を越えて、ツルギミツバツツジ群落のある大川嶺を5年振りに訪ねる。










森には郭公の声が響き、高原の心地よい風が吹き抜ける。
















四国で初めて出会ったキスミレ。









駐車場から標高1,562mの笠取山山頂へは10分もかからない。
このシーズン絶好のドライブコース。





郭公の朝や大阿蘇噴いている

かっこうのあさや おおあそふいている


 

2025年4月18日金曜日

2025 桜時




鳥取砂丘


娘の引越しの手伝いに京都へ🚙 今年の桜時はその二週間の散策
 


余部鉄橋




応挙寺大乗寺






大阪城






伏見




京セラ美術館





モネ展






平野神社









原谷苑










京都府立植物園






尼御前SA




かほく喜多家




千里浜なぎさドライブウェイ




能登島




雨晴海岸




富山市内




元祖富山ブラック大喜 






世界一美しいスタバ






魚津長引野










あさひ舟川三重奏





亀鳴くを同時通訳するアプリ

かめなくをどうじつうやくするアプリ