2017年10月17日火曜日

屋久島Ⅱ

 
 
 
 
 
 
 
二日目、山小屋の朝は早く4時過ぎに小屋を出て行く人達も。
自分達は明るくなってからの出発と決め、味噌汁とご飯、そして熱い珈琲の朝食をゆっくりと取り6:20に出発。
小屋を出てすぐに屋久鹿二頭と出会う。




行く手の森には次々と巨大な杉達が現れてくる。




かの杉が導いているかの如くに
 



そして突然に目の前に現れた縄文杉。
屋久島最大の大杉は樹高25.3m、胸高周囲16.4m、樹齢は6000年とも。
大きさだけではない、明らかに他の杉とは違うオーラを感じる。


 

いろいろな角度から撮影を試みるが、見たとおりの縄文杉を表せることが出来なかった。




この大樹は自分の目でしっかりと心に焼き付けるしかない、逢えて良かったと心から思う。




7:25高塚小屋着、縄文杉7:35着、夫婦杉8:20着、各ポイントで少しづつ時間を浪費しつつ進んでいたが、この辺りから日帰りの縄文杉トレッキングの団体が次々と現れるようになり、前になかなか進めなくなる。




ウィルソン株9:05着、観光地さながらの広場にはかなりの人が休憩している。
株の中に入るにも列に並び一苦労。










秀吉が伐採させたとの逸話も残る巨大な株の中からは、いろいろな角度で撮ることができるが、やはりこの角度がベスト。




さて、ここからが大変、10分ごとに出発しているらしい荒川登山口からのツアーの一段が次々と登ってくる。
上り優先とは言え、連れているガイドが状況を判断して、下山の者も少しは通す配慮もしなけりゃ。
一気に観光地化したこの島のガイドも、本物のプロと言えるガイドはわずかなのかもしれない。
スニーカーに水分も持たず、カメラ一つをぶら下げて登ってくる人にあきれもするが。
 
 

 
9:40トロッコ道にやっと到着、鬱憤をはらすが如くの勢いで歩き出す。
途中、企業の補助で建てられた立派な新しいトイレが出来ていた。
この山のトイレはどこも二度と使いたくない代物だが、携帯トイレの小さなブースがいろんな場所で見受けられた。
これならば清潔でプライベートも守られる、いい対策だと思う。
自分達も二個づつ装備して山に入った。




楠川の別れ10:30着、トロッコ道から山道に入り11:15辻峠着。
小休止、軽く携帯食を摂り渓谷を下る。




水分を多く含んだ重厚な苔に覆われたもののけの森は、噂に違わない世界を醸し出していた。
最初に森の中に足を踏み入れた時に聞こえ、宮之浦岳でも、縄文杉の辺りにも響いていた、獣のものとも、鳥のものとも、両生類のものとも聞こえるもの悲しい鳴き声が、ここにも響いていた。


 

白谷雲水峡12:45着、偶然にも13:00発の臨時バスがあり宮之浦港へ。
 
鹿児島に戻り、ホテルの熱い湯船で汗を落とし、黒豚のしゃぶしゃぶにて旅を締めくくった。
 
月に35日雨の降ると言われる屋久島で、二日間殆ど快晴の中を歩けたことは本当にラッキーだった。












鹿鳴いて森は太古の湿り帯ぶ

しかないてもりはたいこのしめりおぶ


 

2017年10月16日月曜日

屋久島Ⅰ





一度は訪ねたいと思っていた屋久島だが、機会を見出せないでいた。
三連休に奥さんが孫に会いに京都へ行くと言いだした。
当然自分も同行と思っていたら、娘からお父さんは屋久島にでも行ったらと、冷たいのか有り難いのか?の連絡。
千載一遇のチャンスとばかり計画を練る。




八幡浜発5:50のフェリーに乗船、臼杵港8:10着、大雨の中宮崎経由で鹿児島港へ12:20着。
宮崎を過ぎる頃から雨は止んでいたが、晴天になった鹿児島は暑かった(29℃)。
腹ごしらえに薩摩ラーメンを食し、13:20の高速船に乗り込む。
15:10宮之浦港着、島内観光よろしくバスに乗り込み島の景色を楽しむ。
本日の宿、安房の民宿「たけんこ」へは16:00過ぎに着いた。
 
屋久島へ来たら当然島の味も楽しまなければなるまい。
散策しながら見つけた鮨居酒屋「やしま」の暖簾をくぐる。
同行者のbumisanは店のお姉さんに開口一番、明日は山に入るからアルコールは少しだけねと言ったものの・・・
島の料理は最高、結局生ビール三杯、冷酒二合、焼酎ロックをコップ半分飲ってしまった、悲しい性。




予約していたタクシーにて民宿を6:00に出発(タクシーの運ちゃんによると殆どの登山者は5:00に出発するらしい)、淀川登山口に6:50着。
装備を整えトイレを済まし(ここのトイレは綺麗)、入山届を書いて7:10に歩き出す。
 
 
 

ゆったりとした傾斜の森の入り口だが、すぐに巨木が現れその剥き出しの根っこに歩は思うように進まない。 
 
 
 
 
また、今回の装備は17㎏くらいだろうか、水分3.5リットル、二日分の食料他の重さが肩に食い込み、いつもの日帰りのようなスピードでは歩けない、7:55淀川小屋着。




坂が急になるにつけペースは落ちてくるが、それでも10人くらいは追い越しただろうか、ぱっと視界が開けた場所からのぞく不思議な山頂の石の造形を眺めていたら、二人の若い女性の声が近づいて来る。




若いとは言え女性にしてはけっこうなペース、やるなと思っていたらこの不思議な景に気づかずに通り過ぎようとする。
横、横と声を掛けると、やっとその景色に気づいて足を止めた。
結局この二人は自分たちと同じようなペースで山小屋まで歩き通した。




山の中の湿地、小花之江河9:20着、花之江河9:35着。

 


投石平手前の小さな渓谷沿いを登っていると、突然に威嚇のうなり声があがった。
屋久猿だ、少し距離をとって歩く。




今回出会った山野草はツルリンドウが目立ったが、あとはわずかのウメバチソウと見たことのないごく小さな花が二種類ほど、その点は残念。
投石平10:10着、ここで始めてザックをおろし小休止。




きつい坂を登り切って宮之浦岳山頂が見えて来ると、少しゆったりとした傾斜になりペースもあがってくる。



魚人間?のような岩

 


この辺りでも不思議な造形の岩たちが目を楽しませてくれる。
何故岩の上の石が落ちないのか??




ヤクザサに覆われた栗生岳の山頂下の岩屋には、大権現様が祀られており嶽参りの山として崇拝されているらしい。
ここから坂は一気にきつくなり、花崗岩の岩の間を重い足をひこずって九州最高峰を目指す。




標高1936mの宮之浦岳12:10着、山頂では20人程が寛いでいる。
やっと昼食、が食欲がわかない、民宿に前もって届けてもらっていた弁当が不味いからだ。(実は朝ご飯も同じ弁当で無理矢理押し込んでいる)
やっとおにぎり1個を食べたが、おかずは一口囓ったのみ。
口の悪いbumisanは、相当こたえたんですねぇとからかう。




山頂からの眺望は絶景、正面の永田岳の緑が美しい。

 





ハヤブサが美しい軌跡を描きながら飛んでいたが、さすがに望遠レンズは持参していない、100㎜ではこれが限界。
雄大な景色と優雅な舞に一気に疲れは吹っ飛んだよう、12:55山頂発。




一気に山を下り上り返す、またまた不思議な岩たちの間を通り抜けて。
 
 


振り返る宮之浦岳は、やはり雄々しい山だ。



 
 


今日の宿泊場所が近づくにつれて見事な杉の巨木が現れて来た、屋久島の中心辺りなのだろう。




15:20新高塚小屋着、60人ほどが泊まれる避難小屋だが、最終的には20人ほどが宿泊+野営のテントが4張り。
ディナーはカレーライスとパスタ、黒ビールと赤ワイン1本。
19:30には就寝、トイレの為に夜中に見上げた星空は、この世のものとは思えない美しさ(少し大袈裟)


CONTINUE

 
 
隼にブロッケンの環二度裂かる
 
はやぶさにぶろっけんのわにどさかる


2017年9月15日金曜日

父母ヶ浜





パタゴニアのウユニ塩湖のような景色を見ることが出来ると話題の、香川の父母ヶ浜へ行って来た。




近くの観音寺の銭形の砂絵に寄り道。




浦島太郎伝説の浜にも。




夕暮れまでにはまだ間があるが、浜を歩いてみる。




干潮の風のない夕焼け時には、ウユニ塩湖のように水面が鏡のようになるという。




4時を過ぎるとたくさんの人が集まってくる。
そして様々なパフォーマーたち。




若者たちは楽しいことが大好きだ。










それに群がるようにカメラマン、殆どが年寄りだが。







この日は思い描いていたような、水に浮き上がるような写真は撮れなかったが、大いに楽しませてもらった。













 若いっていいなとつくづく思う。











夕焼へ砂の鯨も帰しけり

ゆうやけへすなのくじらもかえしけり