2019年9月7日土曜日

白滝&不動滝





故郷・大洲市白滝には二つの滝がある。
白滝と不動滝、白滝は昔からの観光地、俳号 瀑 の由縁である。




秋の長雨による水量の多い白滝を、久し振りに訪ねてみた。







白滝の中で一番美しいのはこの雌滝、ただ水量が多すぎて飛沫が凄まじく、どうしてもレンズに水滴が付いてしまう。
場所的に三脚が構えられなく、手持ちではこれが限界。













手持ちのブレが悔しくて、脚立を持って一週間後に再度チャレンジしたが、水量による差は歴然。







もう一つの滝、不動滝は地元の人にしか知られていない場所。




修験道で幅広く信仰されている、不動明王が祀られている。







昼なお暗く、人に会うことの滅多にない神秘的な滝。





三つ目の壺は旱へ放つ龍

みっつめのつぼはひでりへはなつりゅう



2019年8月3日土曜日

蛇淵





仁淀川水系の高樽川上流に、にこ淵にも勝る淵があると聞いていた。
蛇淵というらしいが、詳しい情報はどこにも載っていない。




下流の集落で散歩中の古老に聞いてみたら、人の寄り付かない淵があると聞いてはいるが、はっきりとは知らないと言う。
取り敢えず上流部を目指し、見当をつけて探してみた。




そこは苔むした、誰も来ない静かな淵だった。
















狭い渓筋に差し込む光は、時に強く時に弱く、淵の色を刻々と変えていく。




苔を傷つけないように、慎重に左岸の崖をよじ登り上部を覗いてみた。
上をおん蛇淵、下をめん蛇淵と言うらしい。







蛇淵という名の謂れはわからないが、近づかないほうがいい場所なのかもしれない。





龍神を鎮めよ千の夕菅よ

りゅうじんをしずめよせんのゆうすげよ



2019年8月1日木曜日

2019 天狗高原





一年に何度も足を運ぶ四国カルスト、その中でもこの季節の天狗高原は格別。







盛りのハンカイソウにはアサギマダラが旅の途中にやって来る。






アカショウマ



ヒヨドリバナ



ヤマアジサイ



キヌタソウ



カキラン 



ツリガネニンジン



ホタルブクロ



ハバヤマボクチ



ウツボグサ・ウラギンヒョウモン♂


遊歩道を歩けば様々な山野草が顔を覗かせる。










今年は梅雨入りが遅く、ササユリや他の植物の姿が少なかった。










なれど梅雨に入り水を得ればお花畑は例年のように活気づく。
主役はやはりヒメユリ。







四国でしか味わえない雄大な景色とお花畑。





花野にて受ける散髪屋の電話

はなのにてうけるさんぱつやのでんわ



2019年6月28日金曜日

五島列島 -祈りの島々-





以前から気になっていた五島へ、長崎からジェットフォイルに乗って1泊2日で訪ねた。
五島と言っても下五島~上五島にかけて140の大小の島が連なっており、見るべき場所も数多、少々無理のある行程ではある。




船は下五島の中心福江に到着、旧五島藩の城下町で一番の賑わいのある町。
江戸時代初期には五島全体が仏教、神道が信仰の中心だったが、江戸時代中期に長崎外泊地方の大村藩領から開拓民を受け入れた。
その殆どが潜伏キリシタンだったが、五島藩ではキリシタンに対する厳しい取り締まりは行われなかったようだ。




しかし江戸幕府のキリスト教禁止政策を受け継いだ明治政府は、宗教弾圧を引き起こし迫害は悲惨を極めたが、その後の明治政府の方針転換によって信仰が認められると、信仰を守り通した信徒達は五島各地に教会堂を建設した。




島に到着し、レンタカーを借りて訪ねたのは、五島で初めて建てられた堂崎天主堂。
キリシタン資料館では、踏み絵なども見ることが出来る。







白亜のカトリック水ノ浦教会は、現存する木造教会堂としては最大規模のもので、目の前に美しい入江を望む美しい教会。




福江島には美しい高浜ビーチや断崖に立つ大瀬崎灯台など、まだまだ見るべき場所が沢山あるが、海上タクシーに乗り北の島々へ向かう。




久賀島の旧五輪教会は、殆ど海からしか行くことの出来ない小さな教会。










今は使われていない教会なので、撮影を許された。
五輪真弓のルーツはこの地区で、おじいさんはこの教会でオルガンを弾いていたとのこと。







奈留島の江上教会堂は小さな可愛らしい教会。
どの教会も島の中でも辺鄙な場所にある。
隠れ住むようにして信仰を維持してきたのだろう。
(近くに野茂英雄の実家もあったりする)




若松島の南にあるキリシタン洞窟は、信徒が迫害を避けて船でしか行くことの出来ない洞窟に隠れていたが、朝食を炊く煙を沖の漁師に見つかり通報され、厳しい拷問を受けた悲しい場所。




海上タクシーは上五島の南端に着き、ジャンボタクシーに乗り換え1時間かけて中心地の有川へ、一日目を終える。




夕食は鯨尽くし、新鮮な鮑やトロの高級食材くらべ、五島うどん付。







朝食前にホテルから5分の蛤浜を散歩。
白砂の遠浅のロングビーチは、潮が引いており波もとても静か。  




2日目はツアーを申し込んでいたが、他の人のキャンセルがあり、ガイドさんとタクシーの運転手さんとのマンツーマンで、丁寧に案内頂いた。




旧鯛ノ浦教会、運転手さんはこの地区の出身、小さい頃からこの教会で跪いて祈りを捧げていたとのこと。




上五島の人口は約1万8千人、そのうちの4分の1がキリスト教徒とのこと。
女性のガイドさんは仏教徒、男性の運転手さんはキリスト教徒、差別とか様々な生なことを聞くことが出来た。
隠れキリシタンと潜伏キリシタンの違い。
結婚なども改宗をしなければ出来なかったらしい。








目につかないが神社も多い。




亀山社中がグラバーから購入した練習船が、暴風にあって遭難した場所には、後日坂本龍馬が訪れ慰霊をしたらしく、祈りの竜馬像が建立されている。




ここからは車の乗り入れが禁止されている為、バスに乗り換え頭ケ島へ。










花に囲まれた美しいキリシタン墓地。







頭ヶ島天主堂は珍しい石造りの教会。
アメリカデイゴの花、そして紫陽花が花盛り。



冷水教会



青砂ヶ浦天主堂



トトロ岩



大曽教会

今も暮らしの中に息づく静かな祈りの島々、平穏の有難さを深く感じた旅だった。





二十六聖人祭や日は隠る

にじゅうろくせいじんさいやひはかくる