高校生以外のための俳句甲子園・まる裏俳句甲子園が、松山の子規記念博物館で行われ参加してきました。
まる裏は高校生の俳句甲子園の支援の事業として行われていますが、大人になってもあんな楽しいイベントに参加したいと、俳句甲子園OGのかなちゃんの一言から始まったとのこと。
小学生から大人まで参加できますが、高校生は大人が混じらなければ参加出来ません。
今回の参加は24チーム72人。
予選の兼題は「手」、5分で作句しチーム3人の合計の点数により、8組が決勝トーナメントに出場できます。
点数を決めるのは、夏井いつき組長と司会のNHKアナウンサー板倉卓人さん。
二人の絶妙な掛け合い漫才のような捌きで一句一句審査していきます。
今回は新居浜の西蓮寺ラグナ氏と今治の亜桜みかり氏とチームを組みました。
以前に100年俳句計画の100年の旗手の三ヶ月の連載を共にした仲間で、一度は一緒に参加したいと話していたのが今回実現しました。
チーム名は「RMB」三人の頭文字をとった命名です。
4点を獲得できる「あんたは俳人」の句です。
5分の作句時間でここまでの句が詠めるのですから大したもんです。
その中での最優秀句は全員の挙手により恋衣さんの句が選ばれました。
キムチャンヒ氏の即興の絵がプレゼントされますが、叙情溢れる句にとても合っています。
決勝トーナメントに残ったチームは
宙船(みちる、恋衣、樫の木)
ランナーズ俳句(ほろ酔い、一走人、逆ベッカム)
子猫の友(猫瑞石、友蔵、小木さん)
RMB(西蓮寺ラグナ、亜桜みかり、渡辺瀑)
プリマスロックA(マイマイ、ドクトルバンブー、ひなぎきょう)
成木責(蓼虫、てんきゅう、ちろりん)
三色すみれ(更紗、かのこ、空)
俳句ラボチーム(関西の俳句甲子園OG大学生)
30分で兼題「マスク」、「長のつく言葉」、「雪」で作句し正記して提出しなければなりません。
この時間はスリリング、とても短く感じられますが、提出さえしてしまえば後は野となれ山となれです。
試合はトーナメント形式で2分間づつのディベートの後、審査員4人とフェースブックによる一般投票の5本の旗で勝敗が決定します。
準決勝へは宙船、RMB、プリマスロックA、三色すみれが進出。
決勝はRMB、三色すみれで行われ、RMBの優勝となりました。
まる裏俳句甲子園の本戦出場者には、その年ごとのキャッチコピーの入ったカンバッジがもらえます。
勲章のようなものです。
手を打てば二重三重鶴翔てり
言い訳はしないマスクの眼に光
長崎の鐘荒星を砕くかな
半身は透きて歩めり雪の尾根
おめでとうございます。
返信削除さすが瀑さん。最優秀個人賞は持って行かれたようですが、チーム優勝は素晴らしいですね。
「言い訳はしないマスクの眼に光」が好きですね。
Kyo-chanさん、ありがとうございます。
返信削除マスク句は三女が京都を走れないなかった理由を後日知った時に、なぜすぐに言わないと聞けば言った言葉を思いだし出来た句です。
彼女は怪我が治り、今日は北九州を駆け抜けました。