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2013年4月27日土曜日

BLUE BIRD





GWは今年も早朝から夜中までずっと仕事。
その代休の月曜日、瓶ヶ森林道をドライブ。
前日と打って変わって、青空が広がっていた。




石鎚山は見る場所で表情を変えてくれるので、時々車を止めて眺める。







ところが、風はあまりないのに寒いと思っていたら、樹氷がびっしりではないか。
4月も終わりというのにびっくらこきのすけだ。




樹の下に車を止めていると、パラパラと氷が落ちてくる。




子持権現山も、東側は樹氷に覆われている。




瓶ヶ森の手前で車を止めて山を眺めていると、すぐ近くでひんからからという鳴き声、コマドリだ。
千載一遇のチャンスと望遠に換えたが、見つけられなかった。




氷柱を撮っていると、今度はアオゲラが樹をつつく音。
こちらは繰り返し聞こえたのだが、やはり見つけることは出来なかった。




三度目の正直。
寒風山登山口の手前まで林道を走らせた時に、ちらりと青い影が動いた。
少し遠いが、枝を移りながらとても美しい声で囀っている。







これが噂のオオルリ、枝かぶりだが一枚のみピントを合わせることが出来た。




2013年4月25日木曜日

由布川峡谷





由布川峡谷は、奥別府の由布鶴見連山にその源を発し、深さ15mから60mの一枚岩が幅10数mの両岸に側立つ長さ12㎞にも及ぶ峡谷。
あまり知られていないが、約30年前に訪れ感動した場所。




今回は昔渓流釣りで使っていたウェーダーを用意していたので、峡を上へ下へと歩いてみた。




一枚岩に一筋の小さな滝。




 小さな渓谷。




色鮮やかな岩。




人知れず季節の花が咲き誇り、




小鳥が飛び交う。




カワガラスが二度も脇をすり抜けて行った。

 


 静かな静かな峡は昔のまま、ちっとも変わっていなかった。




今回の日帰りの小さな旅の〆は、別府ICー湯布院ICの途中に見ることの出来る硫黄の山の塚原温泉。




日本三大薬湯の一つで、
鉄イオン含有量の多さ    日本第一位
アルミニウムイオンの多さ  日本第二位
酸性度の多さ         日本第二位
一度訪れて見たかった温泉。
のんびりとお湯に浸かり臼杵発18:30分のフェリーで八幡浜に帰って来た。
たまには一人旅もいいもんだ。




本日の一枚は、新緑の峡のキセキレイ


2013年4月23日火曜日

ブルーメンワンデルング 飯盛ヶ城





半年ぶりの花を楽しみながらのトレッキング=ブルーメンワンデルング。
鳥にうつつを抜かしていた訳ではなく、花のない季節だからしょうがなく鳥を撮っていた、とも違うなぁ。

大分県の由布岳の隣の飯盛ヶ城は花の山だと聞いていた。
黄色いスミレが咲き小さなエヒメアヤメが自生しているという。
連休前のこの季節にしか見られないはずと思い立ち、八幡浜6:20発のフェリーに乗り別府へ。




天気予報は晴れだったのに小雨がぱらついている。
そして風が強く、寒い。
右の由布岳はガスの中、飯盛ヶ城が小さく見えるが、標高は1000m以上ある。




15分程草原を歩くと林に入る、途中までは由布岳登山道と一緒。




早速、蛸のような変なキノコ、ツチグリに出会う。
そして、まだ種類こそ少ないが、四国では見たことのない花に出会う。



ジロボウエンゴサク



ミヤマキケマン



エイザンスミレ



タチツボスミレ=これは四国でもたくさん見かける



アケボノスミレ




合野越から由布岳の登山道を左にそれ、5分もたたず飯盛ヶ城の直下に至る。
登山者は老若を問わず結構な人がいたが、皆、由布岳を目指すようだ。
霧の中では何も見えないぞと思うが、あちらはあんな風の吹きっさらしのところによく行くものだと思っているに違いない。
雨は止んでいたが、吹き飛ばされそうな強風と手が凍えそうな寒さだった。
山の反対側は野焼きが済み青々としてきているのに、反対側は枯野だ。




やっとキスミレがたくさん目につき始めたが、他には花らしい花は目につかない。



この花ははっきり開いてなく名前不明



カンスゲ



センボンヤリ




あっという間に山頂へ着いてしまった。
晴れていたら間近に堂々とした由布岳を望められるが霧の中。








それでも景色はそれなりに楽しめる。




湯布院の町を望み、





これからの下山ルートを望む。















山頂からは登山道を外れ、右へ左へエヒメアヤメを探して下る。
ところどころでキスミレを撮りながら。














エヒメアヤメは10㎝にも満たない小さなアヤメ、なかなか見つけることが出来なかったが、最終的には12~13の花を見つけることが出来た。
わざわざ九州くんだりまで来た価値は十分にあったと思う。










車を城島高原の方に引き返していると、道の直ぐ傍におまけのようにサクラソウの大群生が広がっていた。

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