2012年8月11日土曜日

黒滝山のキレンゲショウマ





四国カルスト・黒滝山のキレンゲショウマを見に行く。
8月の初めは少し早いし、盆明けでは遅すぎる。
いつもながら、花を見るには今日しかないのだ。
登山道脇に存在感のある変な植物に出会う。



ツチアケビ

花をよくよく見るときれいなのだが、全体像はグロテスク。




ウバユリも姥の名の如く、百合科の中ではそんなにきれいではない。かなり咲いている。
この時期の天狗の森ロードは、いろいろな花に出会うことができる。



キンミズヒキ



ヒナノウスツボ



シコクママコナ



シロバナゲンノショウコ



オトギリソウ



ツクシクサボタン



ヤマホトトギス



キツリフネ



ミヤマカラマツ

宮尾登美子原作の「天涯の花」に出てくるキレンゲショウマは、四国では剣山が有名で、かなりの群生が見られる。
剣山のキレンゲショウマは手厚く保護されており、この季節、手軽に見ることができる。
石鎚山や手箱山でも見ることができるが、もともとはそこにはなかった場所に誰かが植えたらしい。

さて、黒滝山のキレンゲショウマは秘密の場所にある。
自然の群生は四国一と思われるが、けっこうな急斜面を降りて行かなければならないし、その場所は石灰石の瓦礫でなかなか立っていられない。
ブトがうようよいるので、防虫スプレーとハッカの虫除けで完全防備、できればマムシ対策に長靴を履いていきたい場所だ。




そんな場所にキレンゲショウマはひっそりと咲いている。
途中一人と出会ったのみだが、お互い何も語らない。
秘密なのだ。




 





















雲のない空とキレンゲショウマの恋   てーぬ


2012年8月6日月曜日

ひまわり





家の庭は、毎年同じように花が咲いてくれる。
母がいろんな人から分けてもらったり、植えた花たちが、母が花を植えられなくなって数年経った今も、毎年季節ごとに花を咲かせるのだ。
今年、奥さんが何を思ったのか、ひまわりの種をプランターに蒔いた。
なかなか大きくならないので、庭の端っこに植え替えた。
水も殆どやらないし、固い地面なので、他の家のひまわりが大きく花開いても、我が家のひまわりはなかなか咲いてくれなかったのだが、この2、3日で一気に花を咲かせた。




うちのひまわり一号から三号に檜の手紙が来た。
彼女は子どもたち約40人と共に、約一週間の無人島キャンプに出かけている。
知らなかったのだが、数十年もボランティアの力によって、この無人島体験は行われているらしい。
出発前に、風呂に一週間も入らないでいられるのか?と親父は聞いた。

ひまわり三号は留守。彼女も陸上の合宿で阿蘇に行っている。
早朝から高地を駈けているらしい。










同じ日に、注文をしていたCD三枚が届いた。
前日にインターネットで注文したCD。
学生時代と社会人一年目にLPを友達から借りて録音し、30年聞いてきたお気に入りの二本のカセット。
それが千円ちょっとで購入できるなんて、便利な世の中になったものだ。
もう一枚は近頃のお気に入り、アパラチアンミュージック。
チェロの音色はとても安らぎ、心地良い。




学生時代にLPを購入し、今もカセットで聞いているマイベストアルバムは、五千円するので今回は買えなかった。
アートペッパーのアルバムでも、麻薬中毒から退院してきた時のこの演奏は珠玉。
泣くようなサクソフォンが心に響く。
実は松山にもこの時期に来て、コンサートが行われたのだが、何らかの用事で聞きに行けなかった。
今でも悔やんでいる。




こちらは、ひまわりの大輪のリサイタル。
俳友の井上さちさんの娘さんの凱旋初リサイタルが、八幡浜市のゆめみかん大ホールで開催されます。
彼女井上ハルカさんは、八幡浜高校在学中から、サクソフォンを高いレベルで演奏していたようで、卒業後、フランスへ渡り、世界最高峰の技術を身につけて来られたようです。
若い人の頑張りはとても嬉しいものです。
クラシックのサクソフォンのリサイタルは初めてなので、今からとても楽しみにしています。


8月26日(日)18:30より チケットはローソンでも売っています。




サクソフォンは月へ月へと駆け上がる  さち


2012年8月2日木曜日

沈下橋





四万十ドラマという言葉があるが、蛇行して流れるこの川には約60の沈下橋があり、そこにはそれぞれの生活が営まれている。
四万十川の沈下橋は、増水時に川に沈んでしまうように設計された欄干のない橋、肱川の沈下橋とは少し趣が違う。
仕事で広見~江川崎~窪川~中村~江川崎とぐるっと回ってきた。




この道を通るたびに気になっていたのが、三島地区の鉄橋と沈下橋。
鉄橋の先に集落があり、その奥にトンネル、列車が消える。
何とも不思議で興味深い景だ。




沈下橋は自然に見事に溶け込んでおり、異郷の者に原風景的な懐かしさを思いおこさせてくれる。







こんな遊びもOK。
4mほどの飛び込みだが、以外と度胸がいる。跳んだ後には清々しさが残る。





11年前にタイムスリップ。

我が家の前にあった柿早沈下橋。
この後、もう一つの白滝橋との間に現在の白滝大橋が完成し、取り壊された。
同時に河川改修で堤防ができ、近くに団地や老健施設等ができ、環境も大きく変わってしまった。
便利にはなったけれどね。




夏休みには、この橋の上で毎晩、鰻釣りをしたもの。
都会に就職していた友達が帰省してきた時には、ビールを飲みながら橋の上で語り明かしたもの。













小さかった子供達も巣立っていきました。
あ、まだ一人残っています。




肱川の鰻食わせて帰しけり


2012年7月29日日曜日

ヒメユリとハンカイソウ -四国カルスト-





午後2時に娘を大洲に迎えに行くという使命があるのだが、四国カルストはハンカイソウとヒメユリが盛りのはず、7時30分に家を出る。
山野草はタイミングがずれるとなかなか会えない。
昨年は一輪のヒメユリと枯れかけたハンカイソウの群落しか見ることができなかった。




檮原経由で姫鶴平には9時すぎには到着。
キャンプの人たちが思い思いにくつろいでいた。
キャンプも子どもたちが大きくなってずいぶんと遠ざかっている、羨ましい。
姫鶴荘の先のカヤの中にキツリフネが咲いていたので、分け入ると、一輪のヒメユリとヤマホトトギスを発見。




そこから雄大なカルストを眺めながら車を走らせる。
いたるところにハンカイソウが群落をなしている。
天狗荘の手前の駐車場はけっこういっぱい。
そこから伸びる遊歩道も結構な人だ。
カルストの石灰石とカヤの中に、ぽつぽつと赤い色が見えていたので、遊歩道には向かわず駐車場から直接ヒメユリをめざす。
長靴をもってくればよかったと少し後悔(マムシが少し怖い)。



ノギラン



クモキリソウ




ヒメユリは思った以上に多く咲いており、花期もちょうど良い頃。
また、カキランやクモキリソウなど、蘭科の小さな花たちも咲き誇っている。
今日無理して訪れたのは正解だった。



















ツリガネニンジン



カキラン



オヤマボクチ



ハンカイソウ




ハンカイソウに埋め尽くされたカルスト大地は、盛夏の青空がよく似合う。