石鎚山系の山中にひっそりとたたずむ神の庭、笹倉湿原に雪が降るのを待っていた。
今年は暖冬らしく11月の終わり近くになっても雪が降らない。
スカイライン閉鎖前日の金曜日土小屋付近に初雪の便り、嬉々として装備を整える。
雪を期待して訪ねたのは6年前と同じ11/30、前回は70㎝近くの積雪だった。
標高1300m付近より熊笹にわずかに雪が付く。
うっすらと雪のある湿原の景に期待が膨らむ。
以前ランスケ氏に聞いていた、湿原近くのトトロの洞にも寄ろうと思っていた。
やぁー屋久島のウィルソン株を彷彿させる見事な洞、ここを訪れる人は年に何人いるだろうか。
笹倉湿原は思い描いていた光景が広がっていた。
ウマスギゴケにうっすらと雪が積もり、苔の際には霜柱が光っている。
周囲を何度も巡り、いろいろな造形を見つけてはカメラを向ける。
昼食をとり珈琲を飲み、誰も来ないゆったりとした時を神の庭に憩う。
春まではもう誰も来ぬ神の庭
はるまではもうだれもこぬかみのにわ
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