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2018年11月29日木曜日

天空の城・竹田城Ⅱ





3年前に訪れた竹田城は雨、今回神戸での甥っ子の結婚式の途中にリベンジの為に寄り道。
雲海が出るかは運次第、朝4時に起きて立雲峡に向かう。




竹田からの山道は二車線に舗装され、立雲峡駐車場のスペースは変わらないが、一車線を空けて反対車線にずらっと駐車出来る様に配慮されており、難なく車を停める事が出来た。




登山口で200円を払い、25分山道を歩き第一展望所へ5時に到着。
300人はいるだろうか、狭い場所にぎっしりと人が蠢いている。
雲海が出るかは微妙と言われていたが、暗闇にも雲海が確認出来る。




夜が白み、時間と共に空は黒から青、そしてピンクへと変わり、雲海の中の紅葉に彩られた竹田城址がはっきりと見えて来た。










朝日が徐々にあたり城が真っ赤に染まって行く。







時間と共に雲海は形を変え、時に城の全容を隠すことも。
そして映し出される色合いも、刻々と変わって行く。 




石垣の上にも沢山の人が立っているのが見える。
400年の悠久の時を経て、同じ時間を共有できた至福のひととき。





狐火を閉じ込むエレキテルの函

きつねびをとじこむえれきてるのはこ 



2018年11月6日火曜日

静かな紅葉の森 2018





天空の林道の先の猿越山、今年も人の来ない静かな森だった。




一週間ほど早い紅葉は終わりかけ、さればの枯れかけの森も美しい。


























二礼二拍手 木の実落つ 一拝

にれいにはくしゅ きのみおつ いちはい


2018年10月18日木曜日

中国路





ふっこう割を利用して中国地方へ。
こちらも興味深い場所に事欠かない。



備中松山城遠景






高梁・頼久寺庭園






備中松山城近景






備中吹屋






帝釈峡・雄橋






三段峡・黒淵






広島・原爆ドーム






宮島・厳島神社




尾道・ガウディハウス





芭蕉忌や母百代の過客たり

ばしょうきやはははくたいのかかくたり



2018年9月24日月曜日

北谷彼岸花





彼岸花とはよく言ったものだ。
この時期になると必ず花を咲かせる。




松山市の北谷には見事な群生地がある。







本日、母を見送った。





太陽は深く眠れり鵙の朝

たいようはふかくねむれりもずのあさ


2018年9月1日土曜日

外泊





西日本豪雨~お盆~俳句甲子園と多忙な日々から少し解放され、やっと時間を作ることが出来たので、車を南へ走らせた。




目的地は愛南町の石垣の里・外泊。
夏の穏やかな海からは想像できないが、冬の荒れた日には海が真っ白になり、強風に巻き上げられた海水がこの集落へ上から下に降り注ぐ。
石垣はそれを防ぐ為に作られた。




エメラルドグリーンの海には魚が群れている。




集落の入り口には10台ほどの駐車スペースがあり、自由に散策できる。
















ゆっくり歩いて30分ほど、先人の苦労やその生活が見て取れる。










すれ違う人もまばらな、静かな夏の終わりの海辺の集落、ここにも穏やかな時間が流れていた。





 かなかなや行方知れずの犬帰る

かなかなやゆくえしれずのいぬかえる