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2017年4月30日日曜日

平城宮・明日香村





一度は訪ねてみたかった明日香村、京都からの帰りに立ち寄ることにした。
宿を奈良に定めていた為、とりあえず平城宮跡へ。





710年に建設された平城京が、壮大な復元計画に基づき着々と整備が進められている。




2010年に復元された大極殿は古代の宮都における中心施設、国家儀式の際に天皇が出御する場所、内部の装飾も見事。




天皇が着座する玉座・高御座も実物大に再現されている。




1998年に復元された朱雀門は平城宮の正門にあたる。







朱雀門と大極殿の間を走る近鉄電車は平城宮の敷地内にある為、ゆくゆくは無くなる可能性があるとか。 




念願の明日香村へは奈良から1時間程、まずは石舞台古墳へ。




日本最大級の横穴式石室を持つ、飛鳥を代表する古墳のひとつ、築造は7世紀の初め頃と推定される。




この石舞台古墳に埋葬された人物は不明だが、蘇我馬子の可能性が高いと言われている。




発掘時石棺は発見できなかったらしいが、復元された石棺が外堤の一画に展示されている。




飛鳥寺は蘇我馬子の発願で建てられた、日本最古の寺院。




本尊の釈迦如来坐像(重要文化財)は、飛鳥大仏の通称で親しまれている。




憂いの中に優しさと気品のあるお釈迦様、撮影が許されているのは珍しい。




 聖徳太子の像も見ることが出来る。




飛鳥寺の裏にある蘇我馬子の首塚。




 明日香村は田園に囲まれた静かな山里、歴史ロマンにあふれた興味深い地である。



亀形石造物はユーモラスな亀の姿の石造物、湧水施設~貯水槽~、何らかの祭祀が行われたものと考えられている。




酒船石は円、隅丸方形、楕円の窪みが彫られ、それらを直線で溝が結ぶ不思議な模様がある。
酒造りに用いたと伝わることからこの名が付いたが、用途はいまだにわかっていない。




亀石は微笑んだような表情が愛らしい明日香を代表する謎の石造物のひとつ。
亀が当麻の方向である西を向いた時、大和国一帯が泥の海に沈むという伝説も残されている。




そして最後に高松塚古墳へ。
国営飛鳥歴史公園として整備され、戦後最大の考古学的発見の高松塚古墳壁画が再現展示室にて見学することが出来る。
飛鳥美人や四神など極彩色の壁画に感動を覚えた旅の終わりだった。



まだ伸びるすっぽんの首万愚節



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