今年の久住山系のミヤマキリシマは、花付きが良いと言う情報が入っていたが、ピークの先週末は雨、一週間遅れの山行となった。
メンバーは俳句仲間の鉄人、同僚のbumisan、同級生のsei。
八幡浜発0:20のフェリーに乗り込み、別府着3:00、睡眠はわずか。
いつもの吉野家で朝食をとり、やまなみハイウェイ経由で男池登山口を目指す。
今回はbumisanが次の日に予定があり、宿泊せずに帰るので2台の車。
下山予定の白水鉱泉へ1台を置き、男池登山口駐車場へ。
早朝なのにもう10数台の車が停まっていた。
標高は860m、装備を整え5:45出発、とりあえずこんこんと湧き出ている名水で喉を潤す。
昼なお暗い森に、一条の朝日が差し込む。
険しくなりかけた登山道に美味しい湧き水、この時点ではこの後に味わう、水がなくなるという最悪の事態は想像すらしていない。
急な坂道を登りつめて少し下ると、黒岳と平治岳との分岐のソババッケ6:50着。
そこからさらに坂はきつくなり、森の中を上へ上へ歩を進めると急に視界が開けた。
標高1450mの大戸越に8:00着、ここで一服、ミヤマキリシマは上々のようだ。
前回来た時は上り専用にも関わらず、数珠繋ぎの渋滞だったが今回はスムーズ。
坊がつるを取り囲む久住山系の緑と、ミヤマキリシマのピンクが絵になる。
20分で南峰へ、ここからの景色は圧巻、今年も見事に山がピンクに染まっている。
ツクシドウダンとのコラボもいい。
平治岳本峰9:00着、その前後は撮影タイム。
今回はオリンパスとフジの二つのカメラを持参し、色の違いを比較。
オリンパスE-5は自然な発色だが、少し枯れかけた花色が目立ってしまう。
フジのX-T1はシャープで青色の発色がきれいだが紫が濃くなる。その分、枯れかけた花色を隠してしまう。
お隣の大船山の山頂付近も満開、この後、この標高差の上り下りを繰り返しすることになる。
大戸越に10:20下山、人のあまり通った形跡のない最短の巻き道をとおり、黒岳への分岐奥ゼリへ。
そこからは岩の上を歩くきついルート、風穴へ12:15着。
標高1250mの風穴からは一気に330mの急登、体力差が出て来た為、2班にわかれ高塚山山頂を目指す、全員がそろったのは13:50。
そこからは道なき道といった形容がふさわしい、目印の赤テープがなければ到底たどりつけない岩場のルート、おまけに標高差200mを繰り返す急坂の上り下り。
標高1340mの黒岳山頂16:00着。
標高730mの白水鉱泉へ全員が下山したのは17:30だった。
用意していた水分は2リットル、終始の汗で全く足りない状態になり、脱水状態の中を気力で歩き通した感じ。
水分と塩分の大事さを改めて痛感した山行。
癒してくれたのは絶景の満天望温泉&七里田温泉・下ん湯の超炭酸泉。
太陽を見失いけり落し角
綺麗ですね。しかし、百姓モドキはこの時期には行くのは難しいですね。
返信削除小生も水が無いのに苦しんだことがあります。寸又峡からて光岳に向かうコースで、登りでバテバテの部員が出て、途中ビバークしました。その時水不足となり露を集めて飲んだものです。苦い思い出。それからは、水を余分に持っておくという性分になりました。(笑)
8~9日にかみさんは九州支援という名目で杉乃井に行きましたが、対応が非常に良かったと言ってますが、ホテルも船の客も少なかったと驚いていました。
御愁傷様です。(笑)
平治岳のミヤマキリシマはこの時期のみ、農作業と重なるので辛いですね。
返信削除水については良い教訓になりました。予測しないことも起こりえるので、ソロ以外の時には1ℓ余分にもっていくこととします。
皆さんに九州支援に是非出掛けて頂きたいです。