2014.6.29、梅雨の晴れ間の日曜日。
森の貴婦人・オオヤマレンゲを求めて高知の稲叢山へ。
去年から計画はしていたが、雨で機会を得れていなかった。
小松ICで高速を降り、R194寒風山トンネルを越え、本川トンネルを過ぎ左折、ダム湖を渡り、ナビにはでていない林道を上り稲叢調整池畔へ。
ICから約1時間20分。
池畔からの登山ルートは3カ所あるが、景色を楽しめそうな渓谷コースをとることにする。
10:15出発、池の畔を600m歩き登山道へ。標高は約1100m。
コナスビ
山野草はあまり見ることが出来なかった。
ミズタビラコ
ギンリョウソウ
この渓谷コースは大小の滝を愛でながらの散策コースで楽しめるのだが、登山道の多くは石や岩の上を歩くコース、注意して歩かないと転倒の危険がある。
その上結構きつい坂、慎重に歩を進める。
登山道入口の標識にあった平家の落人が籠もったという伝説の洞窟。
11:30トンネルコースと送電線コースの分岐へ到着。
ここに来てすれ違う人が増えてきた。
シロドウダンがいたる所に咲いている。
1506mの稲叢山へ12:00着。
山頂は10人ほどが食事をしていた。
岩の間に場所を確保し、霞んでいる景色を見ながら昼食。
12:20山頂発、途中ハヤブサが舞っているのをぎりぎり捕らえることが出来た。
帰路は山頂小路コースをとれば40分ほどで車に帰ることが出来るが、オオヤマレンゲを求めて西門山へ向かうことにする。
予定には入れてなかったので、詳細な地図がないが、概略の地図があるので何とかなるだろう。
季節はずれのヤマツツジの大樹が美しい。
不思議に絡み合った大樹、知恵の輪の木。
両側に立ちはだかる岩の門があるので、西門山と名付けられたらしい。
山は険しくなるし、誰にも出会わないので少々不安になってきた。
やせ尾根の先には深い崖。
次々現れる山毛欅の大樹が勇気づけてくれる。
平坦で広い尾根に出てあと30分くらいで着くかなと思っていたら、そこが山頂だった。
1496mの西門山へ14:00着。
蝉の鳴き声と蛙の鳴き声が交互に響く、静かな場所である。
15:00トンネル登山口着。
これが近頃設置されたという看板。
今回は単独行の為、熊除けの鈴を鳴らしながらの山行だった。
さて、高山に咲く幻の花、オオヤマレンゲには今回計6本に会うことが出来た。
少し時期が遅く、色が変色していた花弁も多かったのが残念だったが、満ち足りた山行であった。
本日の温泉 木の香温泉
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