正月のなまった体を少しでも元に戻そうと、地元で一番高い山、壺神山へ登る。
標高は970.5m、今まで何度も登っているが、下から登るのは小学生以来。
9:00に天下の名瀑←ここ重要白滝の入り口から歩き始める。
25分で分岐の田んぼに到着。
あのいくつもに分かれた滝の上流に、こんなに長閑な田んぼが広がっていることはあまり知られていない。
このルートは見えている送電線をたどればいいので、遭難することはないが、造林地帯を行く為に縦横に道が交錯しており、慎重な判断を要する。
数件の人家の前を歩き、由緒ある神社の横を抜けて高度を上げる。
この三嶋神社の銘はかの秋山好古大将の揮毫。
造林地帯を抜け、山頂近くにある壺神神社へと続く道に1時間20分で出る。
出発時には肱川あらしで数メートル先も見えにくい状態だったが、大分霧が引いてきている。
あらしは大洲盆地から長浜の河口へと霧がゆっくりと流れていく自然現象。
あらしの日は晴天になるのが常だ。
小休止した後、また杉と檜の中をひたすら登る。
標高900mの壺神神社には12:00着3時間を要した。
普段からしたらかかりすぎだが、流石に正月、体が重たいのでしょうがない。
昼食は後回しにして先に山頂を目指す。
年末の雪がほんのわずか残っているが、歩くのに支障はない。
左に見えているのがピーク。
2年前までは、ここから山の中を越えて行っていたのだが、林道がつながって藪こぎをしなくてよくなっていた。
970.5mの山頂へ12:30着。
北には瀬戸内海が広がっているのだが、林の中なので眺望は全く駄目。
そそくさと引き返す。
中国からのpm2.5の影響だろうか、どこもかすんでいる。
冬の登山は空気が澄んでいて、景色を眺めるのが楽しみの一つでもあるのだが・・・・
壺神神社へ引き返し、カップヌードルとスープの昼食と食後の珈琲を楽しんだ後、壺神様の壺を見に行く。
壺は三ヶ所にあるらしいが、神社の中に祀られている壺と、大洲盆地を見下ろすこの地の壺しか近頃はお目にかかっていない。
ずいぶん昔に山中でもう一個の壺を見た記憶があるが、定かではない。
自宅周辺、そして出石寺を望むが、まったく駄目。
南に聳える男神南山、女神南山もシルエットでしかない。
そそくさと下山にかかる。
同じルートで壺神神社からは2時間20分、16:15に下山。
自宅近くより、ルートのおさらいの一枚。