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2013年11月30日土曜日

雪の笹倉湿原





神の庭と言われる石鎚山系にある笹倉湿原へは、 石鎚スカイラインの閉鎖される12月以降はまず訪れることができない。
雪が積もれば、当然ウマスギゴケの美しい沼の景色を望むことは出来ないが、初雪が降り、うっすらと苔の上に雪がのった光景はどんなに美しいことだろうと、以前より思い描いていた。




ブログやヤマレコで情報を探すが、山やスカイラインの情報は載っていない。
とりあえず、アイゼンやダウン等雪山の装備で出発。
面河渓近くまで来ても雪の気配はなかったが、関門のスカイライン入り口にガードマンが立って案内をしている。
どうも前日までは雪の為通行止だったらしいが、除雪をしたので土小屋までは通行可にしているとのこと。
走り始めると道ばたには結構雪が積もっているが、ノーマルタイヤでも問題なし、いやはや運が良い。
途中、見えて来た山々があまりにも美しいので、登山口を通り越し長尾根展望所から景色を楽しむ。




金山谷の登山口には2台の車が停まっていた。
10:15出発、標高は960m。
のっけから雪だが、アイゼンをつける程ではない。
しかし苔と雪のコラボの写真は完全にあきらめた。




林道を15分歩き杉林の登り口へ、標識表示は1時間15分。




このルートは結構な急坂がずっと続く。
雪もどんどん深くなるが、いろんな表情を見せてくれ、疲れを癒してくれる。




笹倉湿原への道は南へと一直線に登るのだが、迷いやすいルートでもある。
前回来た時も小一時間迷っていた人がいて一緒に登ったのだが、今回も先行者の男女が雪の中で止まっていた。
この方達も初めて来たとのこと。初めて行く雪山はスタンダードな山以外は、踏み跡がなければまずルートがつかめない。
地図とコンパスは常備しなければならないが、あっても確実なルートをとるのは難しい。
正式なルートの右の渓へと進み、目印の赤いテープを確認しつつ高度をあげる。







不思議なことに雪の中をたくさんの蛾が舞っている。
 すべてが雪に埋もれている中の不思議な光景。
いつ、どこで生まれて来たのだろう。
あとどのくらい生を謳歌するのだろう。

  


雪は40~50㎝、深いところで70㎝はあるだろうか、新雪なのでアイゼンは必要ない。




いつもの大山毛欅はいつもの場所で悠然と見守っている。




歩き始めて1時間30分、標高1436m、2.1㎞登った地点にあるわさび自生地も雪に覆われ、反対にして置いてある五右衛門風呂も見つけることができない。
ここからルートは東へ、わずかの下りにかかる。
湿原まではあとわづか。




寒林の中に石鎚山が顔を覗かせているが、ここ以外は殆ど望むことが出来ない。




1420mの笹倉湿原に12:00着、先行の2人のカメラマンが昼食をとっている。
彼らは今年10数回目の笹倉湿原らしい。



6月の神の庭



10月の神の庭



 11月末の神の庭










来年の4月まで、誰にも邪魔をされずに静かな眠りにつこうとしている神の庭。
狐やヤマネやムササビや鳥達が、たまには訪れて楽しむことだろう。




レノン忌や山男等のハーモニカ


2013年11月25日月曜日

潮風のキルト展





前日のボージョレー・ワインが効いたのか、土曜の朝目覚めたのは8時過ぎ。
朝食後の珈琲を飲んでいると、奥さんが徐に高知へ行ったりせんよね、と囁く。
行って来ました、黒潮町の入野松原、砂浜美術館・秋の展示会へ。





9:15に家を出発。
途中、四万十川の美しい景色を収めながら、三間、江川崎経由で窪川へ11:30着。




昼食は巷で評判の駒鳥の中華そば。
10人ほどの列に並んでありついた。
昔ながらの素朴な味、美味いです。評価は後日のランキングで・・・




窪川から入野松原までは30分程、会場はらっきょう畑の隣の松林の中。







入り口には企画展示作品の大きなキルトが飾られている。
鯨をモチーフにした見事な作品。




キルト・大の部は31点、キルト・小の部は29点の展示。





今回、奥さんの通うパッチワーク&ミシン教室の方々の作品が多く出展されているので、それを中心に紹介。
と言っても殆どの方が、自分の教室をもって教えられている先生だそうな。



瀬戸内の夕日



バラに囲まれて



未の刻



元気ひまわり



里の秋



モネへの憧れ



蓮の花



クリスマスローズ



ひがん花



故郷



睡蓮 (奥さんの作品)



ぬ・く・も・り



芽覚め



海中



菜の花畑




こもれび大賞  イカの一日干し キルト・小の部




こもれび賞  時と共に




こもれび賞  芽覚め  




らっきょうの花賞  未の刻
  



らっきょうの花賞  睡蓮





潮風大賞  わさび田  キルト・大の部




潮風賞  花明かり




ささやき賞  点描・・・らっきょう畑




らっきょうの花賞  落葉




らっきょうの花賞  コスモスの丘




らっきょうの花賞  ひらひら2013


松林を越えると、どこまでも広がる海、下手くそサーファー達が波と戯れていた。(ずっと見ていたがうまく波に乗れない)




秋うらら松の木陰のキルト展