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2012年3月12日月曜日

母なる神南山



男神南から女神南へと向かう林道より・パッチワークのような春の田んぼ


神南山は大洲盆地の中心にどっかと座っている。
我が家近くからもその雄姿ははっきりと見え、言わば母のような山である。



今日の行程は右の端から左の端まで


どっかと見える右の山が新谷側の男神南・標高654m、その横に連なるのが五十崎側の女神南・標高710mである。
今までにも両神南には何度も登っているが、いつも山頂近くまで車で行き、1~2時間歩く程度。
やはり一度は下から歩いとかなければなるまいと、土曜日に全ルートを走破することになった。
メンバーは聖、賢、ぶみさんと4名。



地元の人しか知らないと言われている幻?の滝


ルートは山の西の菅田地区の神南山権現社より。
前もって下山予定の五十崎側に車を1台置いて来ている。
前日までの雨でぬかるんでいること、稜線を一気に登る急斜面、登山道がはっきりわかっていないことなどから、稲荷神社からのルートも検討したが、とりあえず鳩首会談により直登ルートを探ることになった。

登山道入り口は、泥水でぬかるんでいるし、暗いので不安だったが、迷うようなところはなかったので、ずんずんと登る。
滝音が聞こえてきたあたりで、小休止。
皆が服を脱いだり水分を補給している間に、道を逸れ幻の滝を撮りに行った。
岩場を降り5分くらいで到着。
15mくらいの滝だが、水量があったのでけっこう迫力があった。





山頂近くの稜線が見えてきた。
滝への休憩を除ければ約1時間30分、万歩計では1700歩しか歩いていない。
意外と楽勝?そうではない。
標高30mから一気に600mを登ったわけだから、どれほどの急斜面かは想像ができよう。



大洲盆地から肱川下流の長浜へ、白滝大橋はぎり見える。


男神南山頂からは大洲平野が一望でき、いつもなら最高の眺望が広がるが、今日は春霞+花粉により視界は今一、寒いのでフリース等を着用し、昼食をとる。




山頂から5分くらいで強盗亀の洞窟へ。
稀代の大泥棒池田亀五郎は、警察の手が及ばないこの山頂近くの洞窟をねぐらに跳梁跋扈していたようだ。
我が菩提寺の瑞林寺は、この池田亀五郎逮捕のきっかけになった事件の舞台なので、幼い頃からよく話を聞かされていた。
詳しく知りたい方は、明治警察の秘録ー強盗亀捜査顛末 客野澄博
この本を読んだ人は一様にすごいを連発する。 



女神南へは殆ど林道なので、ハイキング気分で話をしながら歩く。
蕗の薹を発見、これは酒の肴に天麩羅にして食べれば最高だよと、ぶみさんに話をしていたが、そこからが大変、聞いていた二人も躍起になって摘み出す始末で、下山までに皆、レジ袋いっぱいのお土産が出来てしまった。




男神南から女神南へは約2時間。そこで小休憩のあと、車を置いていた廃鉱山跡の広っぱまで、約1時間30分かけて下りの林道をちんたら歩く。


蕗の薹を摘みながら。


食べ頃の蕗の薹


鑑賞用になってしまった蕗の薹


菫も少しづつ花をつけていた


三椏の花は開花までもう少し


おまけⅠ


おまけⅡ


6 件のコメント:

  1. なかなか行けなかった近くて遠い山、走破できて良かったですね。
    次は壺神山にトライしましょう!
    蕗の薹は大変美味しくいただきました(^.^)

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  2. 聖さん そうですね、次は壺神山。
    今回の約1.5倍の標高がありますから、膝の筋肉を少し鍛えなければなりませんね。
    タラの芽を探しながら歩くのもいいかもしれません。

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  3. 母なる山があるという事は幸せぜ。

    神南山を正面に見る病院で親父は死んなはったけど
    ふるさとの「竜王山」を見たかっんじゃろうなと
    今になって思うとります。

    家に連れて帰ったらよかったと、今になって思もうとらい。
    オイラも若かったけん、あの時はそこまで考えもつかなんだ。

    なんだかんだで、しばらく神南山は辛かったですらい。

    今度神南山に登って、病院を見下ろして
    遅い区切りをつけんといけんな。

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  4. めろさん どっかと見下ろしてくれとる山があるというんは幸せかもしれないな。
    そん山頂から自分の家を臨むのは、どがいに楽しいことか。

    うちの親父は倒れてから一回も眼を開けずに逝きなはったけん、神南山を見せてやりたかったわい。

    今度、一緒に登ろうや。

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  5. 前回は雪の中を歩いたけど、今回もそれに負けず劣らず寒かったですね。毎日、神南山を横目に通勤していますが、端から端までよく歩いたもんだと我ながら感心します。春になったら、壷神山を白滝郵便局の横から登りたいものです。ぜひ計画してください。それから、近いうちにいつもの仲間で集まって、飲み会もしましょう。

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  6. Ken-Orionさん 雪の神南山も気持ち良かったですね。
    今回は男神南から女神南まで倍の時間がかかってしまいましたが、蕗の薹を摘んだり、花の写真を撮ったり、それも良かったと思います。
    はい、次は壺神山。

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