以前から訪ねたいと思っていた投入堂。
少し寄り道をして、涼しげな場所を歩く。
三徳山三佛寺は、慶雲3年(706年)開山、修験道の行場として開かれた。
三佛寺本堂は老杉が繁り厳かな空気が漂っている。
日本一危険な国宝と言われる投入堂への道は、最初から急斜面の連続。
何箇所もある鎖場は、慣れない人には苦行の道かもしれない。
登山道の崖上に建立された文殊堂、地蔵堂、鐘楼堂、観音堂等は皆懸け造り。
眼下には絶景が広がるが足がすくむ。
登山口で往復3時間と言われたが(パンフは2時間)、30分で到着。
あっけないほど早く着いてしまった。
断崖で近づく道すらない垂直な崖に、浮かぶとも立つとも表現し難い、優美な姿を醸している投入堂。
スマホで撮った写真には、プリズムがかかっていた。
予定より随分と早かったので、露天風呂で汗を流して帰路へ。
棒切れと出鱈目歌と夏の草
ぼうきれと でたらめうたと なつのくさ